Anker、モバイルバッテリー4製品の自主回収を発表。サプライヤーによる品質基準を満たさないセル部材の無断使用が発覚(PHILE WEB)
アンカー・ジャパンは、同社モバイルバッテリー4製品について、自主回収を行うことを発表した。対象となるのは以下の製品。 回収は専用フォームから申し込み可能 ・Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)/型番:A1257 ・Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)/型番:A1647 ・Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000)/型番:A1642 ・Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 7.5W, Stand)/型番:A1652 同社は2024年9月より、委託するセル製造サプライヤーでの共通バッテリーセルの製造過程における不具合の発覚を受けて「Anker Power Bank (20000mAh, 22.5W, Built-In USB-C ケーブル)」「Anker 334 MagGo Battery (PowerCore 10000)」2製品の自主回収を行なってきた。 しかし継続調査を行なっていたところ、同サプライヤーがセル内部の部材にAnkerグループの品質基準を満たさないものを無断で使用していたことが新たに発覚し、内部短絡が発生する可能性が判明したために、新たに「Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)」「Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 7.5W, Stand)」2製品についても自主回収し、交換・返金対応を実施するに至ったとのこと。 4製品のうち、Anker Power Bank (10000mAh, 22.5W)は「2025年6月26日までに販売された一部の製品」が対象となる。自身が持っている製品が回収対象かどうかはオンライン受付フォームにてシリアルナンバーを入力することで確認することが可能。また、川崎市のふるさと納税品「Anker 大容量モバイルバッテリー 10000mAh 川崎限定モデル」として提供されていたモデルも対象となる。 ほか3モデルは「2025年6月26日までに販売された全ての製品」が回収対象。手続きは専用フォームから申し込むことができる。 本件を受けて、Ankerは影響拡大を防ぐために対象製品の新規出荷・販売を停止しているほか、セル製造サプライヤーへの管理体制および部材選定について品質基準をさらに厳格化。また、サプライヤーに対するAnkerグループ側の管理、現場での監督体制が不十分だったため、現場管理体制や製造に関わる情報管理、連携体制の見直しと強化をするとしている。
ファイルウェブ編集部