ロシア・ウクライナ和平、米ロ首脳の直接協議のみが突破口=米国務長官

ルビオ米国務長官は15日、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた取り組みで突破口を開くには、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領による直接協議しかないと述べた。(2025年 ロイター/Umit Bektas)

[アンタルヤ(トルコ)15日 ロイター] - ルビオ米国務長官は15日、ロシア・ウクライナ戦争終結に向けた取り組みで突破口を開くには、トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領による直接協議しかないと述べた。

ルビオ氏は北大西洋条約機構(NATO)外相会合が開かれているトルコのアンタルヤで記者団に対し、16日にイスタンブールを訪れ、トルコのフィダン外相のほか、ロシアとの協議のためにイスタンブール入りしているウクライナ代表団と会談すると述べた。

ただ、多くを期待していないと言及。「トランプ大統領とプーチン大統領が直接この問題について協議するまで突破口は開かれない」とし、トランプ大統領にしか現在の「行き詰った」状態を打破することはできないと述べた。

その上で、ロシアがイスタンブールで予定される協議に派遣した代表団の顔ぶれは突破口につながるものではないとの見方を示す一方、トランプ大統領は和平を達成するために必要な限り協議を続けると語った。

トランプ氏とプーチン氏による協議の実現に向けた取り組みは進行中かとの質問に対し、トランプ氏が湾岸諸国歴訪を終えた後に決めるとし、「明日の成り行きを見て決定される」と述べた。

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