中国、大規模軍事パレードを来月実施 極超音速兵器など披露へ
中国は来月、日本の降伏による第2次世界大戦終結80年を記念し、北京中心部で数万人規模の大規模な軍事パレードを実施する。北京で18日撮影(2025年 ロイター/Maxim Shemetov)
[北京 20日 ロイター] - 中国は第2次世界大戦終結80年を記念し、来月3日に北京中心部で数万人規模の大規模な軍事パレードを実施する。これまで未公開の兵器も披露されるという。
軍当局者は記者会見で、パレードでは戦闘機や爆撃機を含む数百機の航空機のほか、音速の5倍で飛行する精密攻撃兵器などハイテク兵器も披露される予定だと述べた。
抗日戦争勝利を祝う軍事パレードは2015年以来2回目で、近隣諸国や西側諸国が懸念する中国の軍事力を誇示するものとなる。
軍事関係者や安全保障アナリストは、ドローン(無人機)破壊装置を搭載したトラックや新型戦車、中国の空母を護衛する早期警戒機など、多数の新たな兵器や装備が披露されると予想している。
米国と同盟国が将来の地域紛争で中国に対抗する準備を進める中、ミサイルの拡充、特に対艦ミサイルや極超音速兵器が注目されるとみられる。
パレードは45の部隊が参加して70分間行われる予定で、習近平国家主席がロシアのプーチン大統領ら外国指導者や高官とともに天安門広場で視察する。
今月9─10日と16─17日に2回のリハーサルが行われ、軍、警察、観客を合わせ、それぞれ2万2000人と4万人が参加した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab