NTTドコモの新プランは「複雑過ぎ」「結局は値上げか」批判の声 「注釈」多いことも気がかり
NTTドコモの6月からの新料金プランが、大きな話題になっている。 2025年4月24日の発表によると、同社は6月4日をもって『irumo』、『eximo』、『eximo ポイ活』プランの新規受付を終了。それと入れ替えに『ドコモMAX』、『ドコモmini』、『ドコモ ポイ活 MAX』、『ドコモ ポイ活 20』を新設する。これらは6月5日から新規受付を開始する予定だ。 【画像】NTTドコモの新料金プランの特典 しかし、この新プランが「複雑で分かりにくい」「結局は値上げ」といった批判を浴びている。 ■さまざまなサービスの「抱き合わせ」で基本料金が安く 日本の通信会社の料金プランは、とりわけ外国人から見ればかなり難解だ。 海外の携帯電話は、いわゆる「プリペイド携帯」から進化を遂げている。データ容量をその都度補充する仕組みで、それ故に「〇〇ドル出せば〇〇GB分のデータを購入できる」という流れが利用の基本形になっている。 しかし、日本はそうではない。端末の購入ローン、動画視聴サービスの利用、新電力会社のプラン、各通信会社が発行するクレジットカード等、通信以外のさまざまなサービスの利用を通信料金に組み込んでいる。 が、そのような日本独自の背景を踏まえても、ドコモの新料金プランはあまりに複雑だ。 ここでは「ドコモMAX」の内容を見ていこう。 このプランでは、データ利用料が月3GB~無制限の場合、基本料金は税込8448円。そこから通信以外のサービスの利用を、いわば抱き合わせることで基本料金が安くなっていくという仕組みである。 具体的には、ファミリープランの『みんなドコモ割』、長年NTTドコモの回線を利用しているユーザー向けの『長期利用割』、dカードで利用料を支払う『dカードお支払割』、室内通信プランの『ドコモ光セット割』及び『home 5Gセット割』、そして新電力サービスの『ドコモでんきセット割』。これらの最高条件を得て、ようやく基本料金が税込5148円になるのだ。 ここまでの流れをざっとみても「ややこしい!」のでは。