楽天モバイル、法人携帯で"ダークホース"ぶり発揮 乗り換え検討先1位の衝撃

携帯電話業界で「第4のキャリア」として注目を集める楽天モバイルが、法人向け市場で予想以上の存在感を示しています。MMD研究所が実施した調査で、楽天モバイルが乗り換え検討先として1位を獲得したのです。この結果は、多くの業界関係者にとって「まさかの1位」といえる衝撃的な内容でした。

楽天モバイルが法人向けサービスを本格的に開始したのは2023年1月のこと。わずか2年半という短期間で、ドコモ、au、ソフトバンクという老舗キャリアを抑えて乗り換え検討先のトップに立つとは、誰が予想できたでしょうか。調査では1,000人の法人担当者を対象に実施され、楽天モバイルは37.4%の支持を集めました。

「安い・早い・簡単」で法人のハートを掴む

今回の調査で特に注目すべきは、項目別満足度での楽天モバイルの圧倒的な強さです。「コストパフォーマンス」では78.6%、「利用開始までの速さ」では79.7%の満足度を記録し、いずれも1位となりました。

従来の法人携帯市場は「高い・遅い・ややこしい」が常識でした。契約台数が少ないと料金が高く、営業担当との交渉に時間がかかり、急ぎで1台欲しくても3〜4週間待たされる。そんな不満を抱えていた企業にとって、楽天モバイルの「安い・早い・簡単」というアプローチは革新的だったのです。

総合満足度ではドコモが74.5%で1位、楽天モバイルが74.1%で2位という僅差の結果でしたが、興味深いのは楽天モバイルが「満足」と回答した割合が38.2%と最も高く、「不満」と回答した割合は最も低かったことです。これは、楽天モバイルを選んだ企業の満足度が極めて高いことを示しています。

意外と多い「楽天モバイル派」の企業

実は今、多くの企業が楽天モバイルの法人向けサービスに注目しているのです。調査対象者の8.1%が楽天モバイルを選択したという結果は、短期間での参入としては驚異的な数字といえるでしょう。

楽天モバイルの法人向けサービス「Rakuten最強プラン ビジネス」は、月額3,278円(税込)でデータ無制限という圧倒的なコストパフォーマンスを実現しています。円安・物価高の影響で企業コストが右肩上がりの今、特にモバイル回線は社員数に比例して膨らむため、「月額単価×回線数」をいかに減らすかが経営課題になっています。

さらに、楽天モバイルは2023年10月にプラチナバンドを獲得し、地下鉄やオフィスビル内でもよりつながりやすい電波を提供できるよう環境整備を進めています。通信品質の不安も徐々に解消されつつあるのです。

iPhone 16eとの組み合わせが最強な理由

社用ケータイをこれから導入する企業にとって、もう一つ注目すべきなのがiPhone 16eの存在です。2025年2月に発売されたこの機種は、iPhone 16シリーズの性能の高さはそのままに、SIMフリー版128GBモデルが99,800円と10万円を切る価格を実現しています。

楽天モバイルの法人向けサービスとiPhone 16eの組み合わせは、まさに「コスパ最強」の選択肢です。月額3,278円のデータ無制限プランに、10万円を切る高性能iPhone。従来の大手キャリアでは実現できない価格帯で、最新の通信環境とデバイスを手に入れることができます。

法人市場の新潮流を作る"ダークホース"

調査結果が示すように、すでに多くの企業が楽天モバイルを検討しており、実際に導入した企業の満足度も高い状況です。「みんなが使っているから安心」という従来の選択基準から、「実際に使ってみて良かった」という実体験に基づく評価へと、法人市場の潮流が変わりつつあるのかもしれません。

楽天モバイルは「法人携帯市場の民主化」をミッションとして掲げ、1万社を超える法人顧客を獲得しています。従来の「安心・安定」重視から「コスパ・スピード」重視へと、法人向け携帯市場に新しい風を吹き込む"ダークホース"として、その存在感はますます高まっています。

通信費削減とDX推進を同時に実現したい企業にとって、楽天モバイルは真剣に検討すべき選択肢といえるでしょう。

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