米、不法移民8人を南スーダンへ移送 最高裁が第三国送還容認
米国土安全保障省は5日、アフリカ東部ジブチの米軍施設で1カ月余り留め置かれていた不法移民8人を4日に南スーダンに送還したと発表した。2024年8月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ワシントン/ナイロビ 5日 ロイター] - 米国土安全保障省は5日、アフリカ東部ジブチの米軍施設で1カ月余り留め置かれていた不法移民8人を4日に南スーダンに送還したと発表した。
8人は、キューバ、ラオス、メキシコ、ミャンマー、スーダン、ベトナム出身。5月にボストン連邦地裁が適正手続き上の懸念から南スーダンへの移送を差し止める判断を下したため、ジブチに留め置かれていた。連邦最高裁は3日、移民の出身国ではない第三国への移送を容認する判断を示した。
国土安全保障省のマクラフリン次官補は「法の支配、アメリカ国民の安全と安心の勝利だ」と述べた。
南スーダン・ジュバ空港の関係者は、8人を乗せた航空機が5日に到着したと述べた。政府筋によると空港で米政府関係者が出迎えたもようだが、その後、どこに連れていかれたかは分かっていない。
南スーダンは長らく政情不安で治安が悪化。米国務省は米国民に渡航を控えるよう勧告している。
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