米、ウクライナの長距離ミサイル使用を制限 ロシア国内攻撃阻止=報道
米国防総省は、ウクライナが米国製の長距離地対地ミサイルシステム(ATACMS)を使用してロシア国内の標的を攻撃するのをひそかに阻止しており、ロシアの侵攻に対する防衛にこれらの兵器を使用するウクライナの能力を制限していると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が23日、米当局者の話として報じた。写真は国防総省の建物。米バージニア州アーリントンで2020年10月撮影(2025年 ロイター/Carlos Barria)
[ワシントン 23日 ロイター] - 米国防総省は、ウクライナが米国製の長距離地対地ミサイルシステム(ATACMS)を使用してロシア国内の標的を攻撃するのをひそかに阻止しており、ロシアの侵攻に対する防衛にこれらの兵器を使用するウクライナの能力を制限していると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が23日、米当局者の話として報じた。
ロイターはこの報道をすぐに確認できなかった。
トランプ米大統領はロシアとウクライナの和平合意を確保できないことに不満を募らせている。
22日にはウクライナ和平に向けた進展がなければ2 週間以内に ロシアに制裁を科すと警告し、米アラスカ州で行ったロシアのプーチン大統領との会談から1週間が経過しても具体的な動きが見られないことにいら立ちをあらわにした。 もっと見る
WSJによると、ホワイトハウスがプーチン氏に和平交渉への参加を説得しようとする中、国防総省で導入された承認プロセスにより、ウクライナはロシア領土の奥深くへの攻撃を実行できずにいるという。
WSJは、長距離兵器の使用に関する最終決定権はヘグゼス国防長官にあるとしている。
ウクライナの大統領府と国防省、ホワイトハウス、米国防総省は現時点でロイターのコメント要請に応じていない。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab