米、シカゴへ州兵数千人9月動員も 国防総省が計画策定中=WP

 米紙ワシントン・ポスト(WP)は23日、トランプ大統領が犯罪やホームレス、不法移民の取り締まりを強化する中、国防総省が中西部イリノイ州シカゴに軍を展開する計画を進めていると伝えた。写真は国防総省の建物。米バージニア州アーリントンで2023年4月撮影(2025年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 23日 ロイター] - 米紙ワシントン・ポスト(WP)は23日、トランプ大統領が犯罪やホームレス、不法移民の取り締まりを強化する中、国防総省が中西部イリノイ州シカゴに軍を展開する計画を進めていると伝えた。

国防総省の計画は数週間前から進められており、早ければ9月に少なくとも数千人の州兵を動員するなど、複数の選択肢が含まれているという。

トランプ氏は22日、「シカゴはめちゃくちゃだ」と記者団に述べ、首都ワシントンで実施した治安維持に向けた取り組みをシカゴに拡大する考えを明らかにした。 もっと見る

国防総省は23日夜の声明で、「今後の作戦について推測するつもりはない。国防総省は計画策定機関であり、連邦政府の資産と職員を守る計画について、他の機関と継続的に協力している」と述べた。

コメントを求められたホワイトハウスは22日のトランプ大統領の声明に言及した。

イリノイ州のプリツカー知事(民主党)は声明で、連邦政府から支援の必要性に関する連絡は受けておらず、州兵やその他の軍隊の派遣を正当化するような緊急事態は発生していないと述べた。

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