GT-Rに続きドイツ車も盗難 “証拠隠し”まで手慣れた手口 「かなり外国人が多く」オーナーが悲痛訴え

 盗難はなぜなくならないのか。群馬県・太田市新道町から被害を訴えたのは、ドイツ車のオーナー、kage(@2771cc_)さんだ。実は盗難に遭うのは2回目で、10年ぶりのことだった。防犯カメラの映像には、白キャップ、黒マスク、めがね姿の男が映っており、行方が分からなくなった愛車の情報提供を求めている。 【動画】白帽子の男が手慣れた様子で真っ先に防犯カメラを覆い…犯行の一部始終、実際の動画 「ボーラ盗難されました。 どこかでパーツやらなにか見かけたら教えてほしいです 右ハンドル革シート V6 4モーション サンルーフ付き OZのホイール(サイズ等詳しく知りませんでした) ナンバーのない状態で運転席側のリアガラスを割られています」  21日、kageさんがXに投稿したのは、2枚の写真と1本の防犯カメラの映像だった。  2003年式のフォルクスワーゲン・ボーラが15日午後10時42分ごろ、駐車場から姿を消した。映像では、軽トラックの脇から姿を現した男が、真っ先に防犯カメラに布のようなものをかぶせて、“証拠”を記録させないようにしていることが分かる。動作が手慣れている印象だ。  現場には砕かれたガラス片が残されていた。  購入したのは3年前の4月。「サーキットなどで遊ぶ車としては面白いかな」と、趣味用の車として自宅に迎え入れた。 「購入後すぐに車検が切れたため、いくつかの不具合を直してから車検を取得予定でした」  さあこれから、という矢先に盗難が発生。賃貸契約中の土地に青空駐車しており、「あまり盗難リスクについては考えていませんでした」と不意を突かれた。  警察に被害届は提出済み。足車は別にあるため、普段の生活に支障はない。  しかし、kageさんにとって許しがたいのは、盗難被害が初めてではなかったことだ。 「2015年8月18日に太田市の自宅アパートからスカイラインGT-R(BNR34)を盗難されました。現在も見つかっていません」  全国各地で連日のように報告される車の盗難。いくら対策を施しても、セキュリティーを研究され、いたちごっこの様相を呈している。また、犯人が捕まっても、万引きと同じ窃盗罪が適用されるなど、犯罪者に甘い対応がしばしば問題視されている。  地元周辺の状況については、「太田市は隣町の大泉町が移民の受け入れをしているためかなり外国人が多く、ヤードや輸出業者など車両盗難されやすい条件がそろっている地域です。私からの視点なのでスポーツカーメインの情報ですが、私が(最初に)盗難されて以降もインプレッサやスカイラインGT-Rの盗難を身の回りから6件くらい聞いています」と語ったkageさん。  愛車との再会を願い、懸命に行方を追っている。

ENCOUNT編集部/クロスメディアチーム

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