台風19号が列島直撃? 予報円とシミュレーションの違いなぜ 「台風の進路予想」に影響する要素とは【雨・風シミュレーション20日(土)〜30日(火)】台風情報2025
■雨と風シミュレーションに注目 現在、台風17号、台風18号、台風19号と3つの台風が発生しています。台風17号と18号は日本に影響がありませんが、日本の東の「台風19号」は予報円では日本に近づかず、東にUターンするようなコースですが、雨・風シミュレーションのひとつでは日本に接近するコースとなっていて、大きな違いがあります。 【▶画像を見る】台風19号が列島直撃? 予報円とシミュレーションの違い【雨・風シミュレーション20日(土)〜30日(火)】 シミュレーションに近いコースをとった場合、日本に影響が出てくる可能性が出てきました。 20日(土)〜30日(火)の《雨と風のシミュレーション》、《予報円とシミュレーションが違う理由》、《全国各都市の週間予報》を画像で掲載しています。 ■雨と風のシミュレーション20日(土)〜30日(火) 「台風19号」は、予報円では22日(月)以降、東寄りに進路を変え日本から遠ざかる予想になっています。これに対して雨・風シミュレーションでは、そのまま西寄りに進み、日本に向かうような予想となっています。 ただし、このシミュレーション画像は予想のひとつで、大きく変わる可能性があります。進路は未確定なため、今後、気象庁から発表される情報に注意してください。 30日までの雨・風シミュレーションの画像のあとに、予報円とシミュレーションの予想が違う原因、考えられる理由について解説しています。 ■予報円とシミュレーションが違う 考えられる理由 「台風19号」は、予報円では22日(月)以降、東寄りに進路を変える予想に対して、シミュレーションでは、そのまま西寄りに進むと予想されています。それはなぜでしょうか? 「台風19号」の進路予想を難しくしている理由として、「上空の気圧の谷」が挙げられます。21日ごろから24日ごろにかけて、日本の北に「気圧の谷」が近づくと予想されています。 台風は、偏西風や気圧などの影響を受けて、進む方向が決まります。 この北西方向から近づく「上空の気圧の谷」と偏西風の影響で、台風19号を東に押すような作用が働いた場合、気圧の谷の影響を大きく受け、予報円のように台風19号は、「東寄り」=日本から離れる方向に進路を変える可能性があります。