【独自】クマと猟友会の“2日間”攻防を激撮 住宅近く「撃てない」ハンターの苦悩

住宅近くに出没したクマと猟友会の2日間に渡る攻防を、番組のカメラが捉えました。■独自緊迫“2日間”の攻防連日クマを激撮猛烈な勢いで何度も何度も箱わなにかみつきます。これは先月末、秋田県・東成瀬村で猟友会が捕獲したツキノワグマです。よく見ると、発達した犬歯と鋭いかぎ爪が確認できます。クマは人と遭遇した際、このような攻撃を主に顔面を狙って行うといいます。そしてきのう8日、同じ村で―。「今、東成瀬でクマを見つけました」カメラの前、体長70センチほどのクマが住宅近くの柿の木にのぼります。実はこのクマ、正午すぎにも現れ―。(撮影した住民)「何食ってんだ!声を出したら逃げて行った」一度は立ち去ったものの、また戻ってきたと言います。地元の猟友会が対応にあたりますが―。(東成瀬村猟友会のハンター)「ここで撃てないもの」目の前にクマがいても、住宅や道路が近く、銃で駆除するには、安全の確保が難しいと言います。「ほう!ほう!」木を叩いて揺らしたり、爆竹を投げ込んだりしますが―。Q.全然動きませんね?(近くの住民)「もう慣れていたもん」「あの柿の木に執着しちゃっている」攻防が続く中、日が暮れて暗くなり、猟友会は木の下に箱わなを設置することに。Q.かかりそうですか?「わからん、それはわからん」この日の早朝6時にふたたび出動。しかし、クマの姿は木の上にも箱わなの中にもありませんでした。Q.捜索されるんですか?(東成瀬村猟友会のハンター)「はい。(クマが)向こうの山に行けるように」きょう9日も、秋田県内ではクマによる人身被害が相次ぎ、3人がけがをしています。

11月9日『有働Times』より

関連記事: