ビットコインが100ドルまで暴落すると予測したハーバード大学教授、規制当局の対応が甘すぎたと指摘(CoinDesk JAPAN)

2018年、ハーバード大学の経済学教授で国際通貨基金(IMF)の元チーフエコノミストであるケネス・S・ロゴフ(Kenneth S. Rogoff)氏は、ビットコイン(BTC)は10年後には10万ドルではなく100ドルになる可能性が高いと予測した。 実際には、ビットコインの価格は10万ドルを超え、ロゴフ氏が暴落を予測した2018年3月の1万ドルを下回る水準から10倍に上昇した。 8月19日、ビットコインが11万3000ドル前後で推移する中、ロゴフ氏は自身の予測が外れたことを振り返り、「アメリカが賢明な暗号資産(仮想通貨)規制に合理的な判断を下すだろうと、あまりにも楽観的すぎた」と述べた。 ロゴフ氏は、Xへの投稿で、政策立案者には暗号資産を使った脱税や違法行為を抑制するために断固たる姿勢を取ることを期待していると述べた。彼は間接的に、規制環境が慎重さを欠き、BTCのような暗号資産が予期せぬ形で繁栄することを許していると批判していた。 ロゴフ氏は、ビットコインが20兆ドル(約2900兆円、1ドル=145円換算)規模の世界的な地下経済において、法定通貨と競合して取引手段の主流となる可能性を過小評価していたとしている。 「この需要がビットコインの価格に下限を設定する。この点については、私の新著『Our Dollar, Your Problem』で詳しく論じている」とロゴフ氏は述べた。 彼はまた、「明白な利益相反」を指摘し、規制当局が「何億ドル(数十億ドルではないにせよ)もの暗号資産を、何の責任も負わずに保有している」と指摘した。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:CNBC|原文:Harvard Professor Who Predicted Bitcoin Crash to $100 Says Regulators Were Too Lax

CoinDesk Japan 編集部

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