ヘッジファンドのレバレッジ、5年ぶり高水準=ゴールドマン
6月23日、 ゴールドマン・サックスのデータによると、ヘッジファンドのレバレッジは先週、5年ぶりの高水準に達した。写真は5月、ニューヨーク証券取引所のスクリーンに表示された同社のロゴ(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[ロンドン 23日 ロイター] - ゴールドマン・サックス(GS.N), opens new tabのデータによると、ヘッジファンドのレバレッジは先週、5年ぶりの高水準に達した。
米連邦準備理事会(FRB)が金利を据え置き、利下げを急がない方針を示唆する中、銀行株、商社株、保険株が買われた。米国のイラン攻撃の直前というタイミングだった。
ヘッジファンドの取引高を示すグロス・レバレッジは約294%に上昇し、2020年以来の高水準。年初のレバレッジは271.8%だった。
ヘッジファンドは欧州とアジアのショートポジションを積み増したが、北米株は控え目なロングポジションを維持した。
銀行、保険などの金融株や商社株の人気が高まった。こうしたセクターのバランスシートは金利上昇の恩恵を受ける。
ヘッジファンドは北米と欧州で金融株を買ったが、アジアでは金融株の小幅なショートポジションを保有した。エネルギー株もネットでロングポジションとした。
世界の個別株投資によるリターンは今年に入り4%超に上昇。欧州でのリターンは10%を上回った。世界のシステマティック運用によるリターンはほぼ12%に達した。
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