メジャー復帰目指す吉田正尚 雨天中止にも「キャッチボールの強度をあげて、試合レベルに戻ってきた」

 右肩手術からの復帰を目指すレッドソックスの吉田正尚外野手が、リハビリ・アサインメント(リハビリ出場)初戦を予定していた1日(日本時間2日)、傘下3Aウースター(マサチューセッツ州)の本拠地でのシラキュース戦が悪天候のため、中止となった。2日(3日)にダブルヘッダーが行われ、吉田は第1試合にDHで出場する。  試合開始約30分前にフィールドにシートが張られ、青空が一転して陰り、土砂降りの大雨。午後8時過ぎに中止が決まった。この日は「2番・DH」に入り、相手先発右腕デベンスキーに対戦する予定だった。 ◆吉田に聞く  ―あいにくの雨天中止。明日、ダブルヘッダー。  「とりあえず、1試合目にDHで準備をして、その後どうなるか、判断になる。明日も雨っぽいですけど、(明後日の守備を)どうなるかですね」  ―リハビリ出場開始に至った経緯。  「注射(コルチゾン)を打った後、キャッチボールの強度をあげて、試合レベルに戻ってきた。当初はゲームレベルでは駄目だったけど、今は、そこに来たということ」  ―もう試合に戻れる感覚か。  「気持ち的には、そうです」  ―実戦で確認したいことは。  「今回に関しては実戦(間隔)がすごく空いているので、試合勘だったり、というところ。ここで打つ、打たないというより、(試合が)終わって自分の体がどう感じるかという反応をみれればと思います」  ―今の状態、例えば、キャンプオープン戦初戦を迎える時の違いは。  「体的には、キレだったり、トレーニングを含めてずっといい状態で追い込めてやれていた。春先とはまたちょっと違う。試合レベルの心拍数の強度だったり筋力というところでは、試合と似た強度でやっていたので」  ―去年(左親指)のリハビリ出場は2試合ですぐメジャーにあがったが。  「生きた球とは違うんでしょうけど、トラジェクター(を使った)でやったりして、自分のなかでは、5試合、10試合やったから、大丈夫というさじ加減ではない。体の反応で無事行ければ、痛みさえなければ、という感触と思います。上(メジャー)ではまた波があるので、うまく波に合わせていければ、うまくシーズンを乗り越えられると思います」  ―実戦で重視するところは。  「シーズンと練習の違いは、一瞬一瞬の力の入れ方が違う。ほぼマックスという出力が何回も続くので。それは、体の疲労も残るので、そこはやってみないと分からない。練習とは違うところだと思います」  ―送球面は。  「10割に近く来ています。10連続とか、強度が高く投げていたので。外野手なら、1試合で1回、2回あるか、無い時もある。練習では、しっかり強度を上げて投げられていたので、あとは、実戦に入って、走者がいる中で、そこでしっかりパフォーマンスを出せるかだと思います」

報知新聞社

スポーツ報知
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