「黄金のバッター大谷翔平」お披露目 金箔1550枚つかった等身大の高額ゴールド像 本人公認
ドジャース大谷翔平投手(31)の黄金像が1日、百貨店の横浜高島屋で披露された。約190センチある等身大の大谷像は金箔(きんぱく)1550枚を使って作製され、6日まで行われる展示販売会「横浜大黄金展」で展示された。「黄金のバッター大谷翔平」と名付けられた作品は、金製品の製造、販売などを行うSGCが、打席で構えている姿をモチーフにして製作した。大谷から公認を受けているという。 【写真】黄金の大谷翔平 全身ショット 黄金像は、映像から3Dデータにして約1年間かけてつくられた。価格は販売価格は税込みで5500万円。中身は強化プラスチックに、10センチ四方の金箔が接ぎ目が目立たずに1550枚貼られている。展示中は、警備員2人が常駐して見張る。売れた場合は、受注生産で追加注文を受け付ける。 他に、10分の1、20分の1サイズの純金製のフィギュアやメダルも披露された。10分の1は二十四金が使われ、投球姿、打撃姿は金140グラム使用で価格はそれぞれ1540万円。投打セットは二十四金280グラム使用で3080万円。20分の1サイズは、打撃と投球がそれぞれ金40グラム使用で495万円。投打セットは金80グラム使用で990万円。 除幕式には日本ハム、日本代表の恩師、栗山英樹氏が参加した。 栗山氏は「感動しました。どこでも打てそう。金になっちゃったね。年に何回か会うときも大きいなと(思う)。テレビで見ると大きさは分かりにくいですからね」と感想を口にした。「恩師というか一緒にやっていた仲間としては心配。金になった大谷翔平は、皆さんに価値を感じていただいた証だと思う」と話した。 自己新の55本塁打を放ち、投打二刀流も復活した今年の活躍には「輝き続けた。けがもあったが。過去をすべて捨てて、多くの子供たちにどう喜んでもらうか。ドジャースの投手陣苦しそうですが、頑張ってほしい」。二刀流の復活には「必然なんで。彼が2つやるのは。片っぽだけがおかしい。投手の像、守ってダイビングキャッチしている像とか、夢が広がります。先発とDHでしたが、どんな幅が出るのか、どういう歩みをするのか楽しみ」と、守備も含めた三刀流までも期待した。「最初から無理だと思ったらできない。プロに入ってショートの一番難しいところから入った。何でもできそうなので楽しみ」と話した。 また「僕は70本ぐらい打つと思っていた。もっと驚かせてねと。もっと全然違うところを守るとか。漫画でもこれを描いたら怒られるというところをやってきた。どこまでファンの妄想を広げられるかがショウヘイの価値だと思う」と話した。 プレーオフについては「組織として勢いがつくプレーがある。WBCでは決勝で3-1で1死走者なしで二塁ゴロが全力疾走でセーフになった。二刀流でブルペンにいる時に全力疾走した。そういう姿を見せてくれショウヘイと思っている」と話した。 日本ハム時代、右足に自打球が当たったことがある。「レガーズが小さく『大きくしろ』とすごく怒ったことがあった。サイズが決まっているのですけどね。でも(金なら硬いので)これなら大丈夫だね」と話した。 来年のWBCには「それを追いかける選手が出て欲しい。引っ張るダルビッシュのような選手もいた。次のWBCもそのような選手が出てきてほしい。日本人選手は黄金の笑顔を見せてほしい。オリンピックもいいけど、WBCの金メダルいいですよ」と話した。 大谷へかける言葉は「元気な時は見守っているだけ。かけるのは(現役を)終わった時だけ。ずっと黄金で輝いていてほしい」。 大谷の好きな瞬間については「ほえる瞬間が好き。トラウトを三振に取った時とか。僕も感動した。人が必死になる瞬間は力を与える。これからも感動を与えてほしい」と話した。 工芸品としては「金を細工することは難しい。日本の技術を翔平を通して伝わってほしい」と話した。