万博の目玉『空飛ぶクルマ』が“事故”!吉村知事は再開期待も疑問噴出「ただのドローンじゃん」(週刊女性PRIME)
破損した部品は、機体の上部に付いている18個のプロペラモーターのうちのひとつなどだった。 「地上10メートル付近で部品が破損し、壊れた部品は真下に落下したとのことです。デモ飛行は来場者が入れないエリアで行われていたので、巻き込まれる人はいませんでしたが、万博の“目玉”とされていた『空飛ぶクルマ』に早くも問題が発生してしまいました。当然のことながら、事故翌日の運航は中止になり、現在も運休中。今後の運航予定については、まだ明らかになっていません」 事故発生から2日後、このトラブルに関し、大阪府の吉村洋文知事が言及し、 「『空飛ぶクルマ』を楽しみにされてる方も多くいらっしゃると思います。原因の究明とそれから安全対策、それをしっかり明らかにした上で、また運行が再開されるということを期待をしています」 などと話した。再開に期待する吉村知事の一方で、ネット上では 《まだ実用化にはほど遠いね》 《1名とはいえ操縦士が乗っており、最悪の場合は墜落して死亡事故に繋がっていたかもしれない。もしそうなっていれば、とんでもなくマイナスなニュースを世界に発信していた訳で。事態の深刻さを知事は理解できているのだろうか》 《私は空飛ぶ車は現実的ではないと昔から思っています。そしてその理由の一つがこの部品落下です。もし何十万台も空を飛ぶ様な事になれば、絶対に事故も起きる》 など、厳しい意見が上がる中、 《どこをどう見てもドローン型ヘリコプターだよ》 《なんかコレを「車」と言えるのかいまだに疑問》 《こんなんただのヘリコプターまたはドローン》 と、『空飛ぶクルマ』と呼称していることに、疑問を感じる人も散見された。 「やはり国民がイメージする『空飛ぶクルマ』とのギャップはあるでしょうね。“ドローン”と指摘する人が多いように思います。来場者によって、事故発生当時の動画がSNS上にアップされましたが、その動画にもそうした指摘が多数上がっていました。 今回の事故で怪我人がいなかったことに安堵はしますが、今回はたまたま怪我人が出なかっただけと捉えるべきです。今後のデモ飛行については慎重に検討しなければ、取り返しのつかない事故につながる可能性もあるでしょうね」(前出・全国紙社会部記者) 前出の全国紙社会部の記者は、大阪府が『空飛ぶクルマ』に6億円以上の予算を計上していることを踏まえて、 「もちろん開発者側の尽力は称賛するべきです。しかし、莫大な予算を計上していることは事実。結局、“『空飛ぶクルマ』は水の泡でした”では、国民も納得しないのではないでしょうか」 万博の“目玉”ともいえる『空飛ぶクルマ』。起きてしまったことは仕方ないが、再開に向けて十分な準備と安全の確保を徹底してもらいたい。