100歳の男性が車で川に転落し横転… クルマが自動感知し、消防に通報!? 知っておくべき「最新の安全装備」とは
クルマに搭載される「衝撃感知システム」により、自動車メーカーから消防に通報が行われたことで事故が発覚したというニュースがありました。
クルマの衝撃感知システムで事故が発覚!?
2025年4月28日正午、鹿児島県霧島市で男性(100歳)の運転するクルマが川に転落する事故が発生しました。
この事故は、クルマに搭載される「衝撃感知システム」により、自動車メーカーから消防に通報が行われたことで発覚したものでした。
各報道によれば、事故は鹿児島県霧島市の硫黄谷橋付近の川底に、100歳の男性が運転するクルマが転落していたといいます。
報道されている写真を見ると、転落したクルマはメルセデス・ベンツと見られています。
メルセデス・ベンツをはじめ、自動車メーカーの最新モデルでは、さまざまな安全機能が備わっています。
今回のモデル(仕様)に関する詳細は分からないものの、メルセデス・ベンツの衝撃感知システムに関する機能は以下のものが挙げられます。
ーーー ・緊急通報システムの作動(迅速な救助要請をサポート) ・ドアロック自動解除(迅速な救助活動をサポート) ・サイドウインドウ自動オープン(エアバッグ作動後の室内換気による視界の確保) ・ハザードランプ自動点滅(事故現場の安全確保) ・エンジン自動カットオフ(二次災害の防止) ・室内照明自動点灯(夜間の救出作業をサポート)
ーーー
各自動車メーカーの最新モデルでも、エアバッグの作動と連動してオペレーターと自動でつながる機能が備わっています。
また、運転者自ら通報する方法として、多くの最新モデルではルームミラー付近に「SOSコール」のボタンがあり、これを押すことでオペレーターと会話することも可能です。
そのほか、自動車メーカーやモデルにより異なりますが、「モニタリングカメラ」が備わるモデルでは、「ドライバー異常時対応システム」も搭載されています。
ドライバーの異常を検知すると、基本的に音や光で警告し、それでも反応がなければ、自動的にハザードの点灯や路肩への自動停車をクルマが行います。
※ ※ ※
大小関係なく、クルマを運転する限り事故に遭う可能性はゼロではありません。
万が一の事故が起きてからパニックになるのではなく、自分のクルマにはどのような安全機能がついているのか、事前に把握しておくことが望ましいでしょう。