【一問一答】水谷瞬 パイナップルサンデーの浸透度は「首脳陣のご子息というか、そのへんには伝わっていると思います(笑)」

2025/09/21 19:45 NEW
パイナップルの法被姿で「ワン、ツー、スリー、ジェッシー」と叫ぶ水谷(右)=撮影・松本奈央

■パ・リーグ21回戦 ロッテ2-7日本ハム(9月21日、エスコンフィールド北海道)

 日本ハムの水谷瞬外野手(24)が一回1死一塁で右中間スタンドへ先制の12号2ランを放ち、チームを勝利に導いた。ヒーローインタビューと試合後の一問一答は以下の通り。

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 【ヒーローインタビュー】

―頭に着いているもの(パイナップルの帽子)はなんでしょうか 「先日、お立ち台に立たせていただいた時に、ぜひエスコンフィールドの方に、こういう面白いものを送ってほしいと伝えさせていただいたら、わんさかわんさか来るわで、早速、使わせていただきました。ありがとうございます」

―なぜそのパイナップルのかぶり物を手に取ったのでしょうか 「これはきょう届いたものなんですが、届きたてホヤホヤということで、使いました」

―第1打席、どんな気持ちで(打席に)向かったんでしょう 「日曜日ということで、僕の中ではパイナップルサンデーやと思っているので、その勢いそのままにいこうと思って、行きました」

一回1死一塁、先制2ランを放つ水谷

―初球を捉えていきました。振り返っていかがですか 「ちょっと上がりすぎたかなということは思ったんですが、入ってくれて本当に良かったと思いますし、去年39打点でシーズンを終えて、きょうのホームランで41打点。キャリアハイを更新できたので、僕としては本当に欲しかった1点だったので、良かったかなと思います」

―きょうのパイナポーの声は、いつにも増して大きかったですね 「はい、久々のパイナポーだったんですけど、皆さん本当に大きな声でパイナポーをやっていただいて、ありがたいです。まだまだいきます」

一回1死一塁、先制2ランを放ち、ベンチ前でパイナポー!と叫ぶ水谷

―ファンの皆さんに向けて、熱い熱い意気込みをお願いします 「きょうも熱い応援、ありがとうございました。良い流れで来ていると思うので、あしたもこの勢いでいきたいと思います。そして、この(タオルを出して)スローガンになっている通り、まだ見ぬ景色を見ましょう」

―それでは締めを最後、お願いします 「きょうもワン、ツー、スリー、ジェッシーで締めさせていただきたいと思うんですが、その前にさっき言った、パイナップルサンデー、ちょっと待ってもらって良いですか(服を脱いで、黄色いパイナップルの法被姿に)。皆さんご存じかと思うんですが、今年から名護パイナップルパークのアンバサダーに就任させていただきまして、これをずっとシーズンはじめからやりたかったんですけど、まあ日曜日に打てない。ということで、ようやくできました。ワンツースリー、ジェッシーで締めさせていただきたいと思います。ワン、ツー、スリー、ジェーーッシ。あしたもいくでー」

お立ち台で服を脱ぎ、黄色いパイナップルの法被姿になる水谷(右)

 【試合後取材】

―久々の本塁打の感触は

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「良い当たりを打っても、方向性で、ギリギリ入らなかったりが続いたので、久々に入ってくれて良かったかなと思いますね」

―きのう、きょうと、3番で結果が出ている 「そこはそうなんですけど、きのうもきょうも、僕の前に万中(万波)であったり、モーレ(レイエス)が、良い働きをして(塁に)出てくれているということも要因だと思う。そこに対して良い仕事ができていることは良いんですけど、前に打ってくれている人が、しっかりと役割を果たしてくれているおかげかなと思います」

一回1死一塁、先制2ランを放つ水谷=撮影・岩崎勝

―調子が上がってきた要因は 「そこまで、打てていないから良くないとか、今も打っているからめちゃくちゃ良いとか、そういう感覚はなくて。結果ももちろん大事ですし、どんな当たりでもヒットが出れば、気持ちとしては安定しますけど、そこで一喜一憂したら苦しい部分もある。どちらかというと内容に重きを置いていることで今、安定して良い当たりが続いているのかなと思います」

―ヒットが出なくても、そこまで落ち込まなかったか 「そこまで考えているつもりはなかったんですけど、やっぱり結果として出ていないということはあったので、良い当たりだけど正面を突いたり、そういうことも含めて、ヒットが出ていない期間があったと思うので、気持ち的にはHランプが点灯しないことが苦しいといえば苦しかったです。けど、やっぱりそこじゃないよねということは、自分に言い聞かせてやっていたので、まだ8試合あるので、もしかしたら8試合連続ノーヒットということも、なくはないので、そこは一喜一憂せずに、毎打席リセットして、あした以降もやっていこうと思っています」

―ソフトバンクとの直接対決に負けた悔しさをバネにする気持ちは 「そうですね。全部、落とせないんですけど、特に落とせなかったゲームだったと思いますし、ましてやああいう接戦で落としてしまったというのは、僕自身もそうですけど、チーム全体でだいぶダメージは受けたと思う。そういう1つの負けで一喜一憂してここまで来たチームではないと思っていますし、そこは切り替えていこうというのは、僕だけかもしれないですけど、勝手におのおの、みんなが思って、きのう臨んだと思うので。そしてきのう、ああいう勝ち方で勢いは付いたと思うので、ボスも言っていましたけど、10連勝するつもりでというか、八木さん(打撃コーチ)も愉しんでということは言っていましたし、目の前の一戦一戦をやっていけば、おのずとチャンスは出てくるのかなと思っています。諦めている人は誰一人いないんじゃないかなと思います」

―パイナップルサンデーは、なぜサンデーなのか 「語呂もそうですし、日曜日が一番、ワクワクしないですか? 日曜日に、パイナップルパークの曲を。毎日、使っていても、飛び飛びでたまに使っていても変だなと。それだったら、パイナップルサンデーというのを皆さんに浸透させられたら、その日を一つの楽しみとしてファンの方に球場に来てもらえたらうれしいなという気持ちで。今シーズンの頭から、日曜日にスタメンの日は全部、これでいこうと。打ったら、パイナップルサンデーを宣伝したいなと思っていたんですけど、日曜日に限って打てない(笑)。この終わりに来て、やっと打てて、良かったです」

―シーズン最初から温めていた 「だいぶ温めましたね。もうぬっくぬくです(笑)。だいぶ温まっていますね。チンしたんか言うぐらい」

―チームメートにはパイナップルサンデーは浸透していたのか 「そうですね。パイナップルパークの歌を、きょう使えよとか言われるんですけど、そこはもう僕はかたくなに日曜日だけと言っていたので。日曜日だけしか使わないというのは知っていますし、加藤(投手)コーチの息子さんは、加藤コーチから聞いたんですけど、『きょうはパイナップルか』と言ってくれているみたい。なんて言うんですかね、首脳陣のご子息というか、そのへんには伝わっていると思います(笑)」

―第1打席だけの登場曲。きょうはその打席で本塁打 「そうですね。だから、パイナップルパークの歌を使って打ったのは、本当に去年の交流戦ぐらいぶりだと思うので、久々にホンマもんのパイナップルパンチができたなと思います」

ヒーローインタビュー後、郡司(左)とポーズを取る水谷

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