日本の選手と縁あるアメリカ代表…鎌田同僚CB「勝ちたい。なぜなら…」南野&伊東の盟友FW「2人とシャツを交換したい」
DFクリス・リチャーズとFWフォラリン・バログン
現地時間9日夜(日本時間10日朝)に日本代表とアメリカ・コロンバスで対戦するアメリカ代表が8日、コロンバス・クルーのクラブ施設で前日練習を行った。練習開始前にはDFクリス・リチャーズ(クリスタル・パレス)、FWフォラリン・バログン(モナコ)ら4選手が報道陣の取材に応じ、2人はチームメートの日本人選手にも言及した。
C・リチャーズはクリスタル・パレスでMF鎌田大地と同僚。アメリカ代表では今夏のゴールドカップで全6試合に先発出場するなど、来夏のW杯でもDFリーダーを務めることが期待されているCBの絶対的主力だが、6日の韓国戦(●0-2)は途中出場で28分間のプレーにとどまっており、中2日で迎える日本戦には先発してくることが予想されている。
C・リチャーズは日本戦を前に「日本は歴史的に強いチームで、常にアジアの強豪であり続けていると思う」と話しつつ、「ダイチカマダとはクリスタル・パレスで一緒にプレーしている」と自ら鎌田に言及。「この試合のスケジュールを見た時からこの試合についてよく話していたし、良い試合になると思う」と2人の間で会話を交わしていたことを明かし、「個人的には勝ちたい。なぜなら(パレスの)ロッカールームで“イジれる”からね」とにこやかに話した。 その上で日本代表については「とても規律があって組織されたチームで、効果的で危険なチームだ」と高く評価。「だからこそ良い試合をできればと思うし、勝てることを望んでいる」と意気込んでいた。一方のバログンは現在、モナコでMF南野拓実とチームメート。また2022-23シーズンにはアーセナルからローン移籍していたスタッド・ランスでMF伊東純也とも共にプレーした経験を持つ。アメリカ代表では負傷もあって昨年11月以来の復帰だが、韓国戦ではC・リチャーズと同じく28分間の“試運転”を行っており、日本戦での先発起用が濃厚だ。
バログンに2人の日本人選手との対決について聞くと「彼らと戦えることが楽しみ」と言い、2人それぞれに言及した。 伊東については「ジュンヤとはランスで一緒にプレーしていたし、素晴らしい選手。最近ベルギー(ゲンク)に移籍したのを見たけど、彼が幸運に恵まれることを願っている」と移籍先の動向もチェックしている様子。また南野については「タキ(南野)とはこのキャンプに来る前に話したけど、この試合について笑いながら良い展望を話していた。でも間違いなく彼の幸せは願ってるけど、明日だけは違うよ(笑)」とジョークを交えながら話してくれた。 続けて「2人のどちらとユニフォームを交換する予定?」と聞くと、「たぶんどっちもだね(笑)」とのこと。「2人と交換するよ。ちゃんとスペアのシャツも持っているから」と試合後の交流を約束していた。 (取材・文 竹内達也)●2026ワールドカップ(W杯)北中米大会特集