28ゴーストバット無人機の主翼を25%拡大して胴体に兵器倉を実装した改良型が登場(JSF)
ボーイングよりMQ-28ゴーストバット無人機の改良型(画像の下が改良型、上は従来型)
6月10日にボーイング社は、ドイツで開催されたILAベルリン航空ショーにおいてMQ-28ゴーストバット無人機の改良型を発表しました。主翼が長くなり25%拡大され、胴体側面に兵器倉が組み込まれています。
MQ-28ゴーストバットはボーイング・オーストラリアが開発している「ロイヤルウィングマン(忠実な僚機)」または「CCA(Collaborative Combat Aircraft:協調型戦闘航空機)」と呼ばれる種類の無人機で、有人戦闘機から大まかな指令を受けて連携して行動する半自律戦闘型の無人機になります。完全自律戦闘型の無人戦闘機に至る手前の段階の兵器と言えます。また見通し線外通信の実装で地上局や艦船からの指令での運用も可能となりました。
MQ-28ゴーストバット(主翼拡大型)
MQ-28ゴーストバットの主翼を拡大
ボーイングよりMQ-28ゴーストバット無人機の改良型- 最大離陸重量:10000ポンドから12000ポンドに増加(約1トン分の増加)
- 翼幅25%拡大
- 有効搭載量:4500ポンド以上(約2041キログラム以上)
- 内部兵装:2基(AMRAAM×2発またはSDB×4発)
- 外部兵装:3基
- 見通し線外通信(BLOS : Beyond Line of Sight)を実装
- 機首部はモジュール式で任務に応じて選択が可能
- ソフトウェア開発は顧客それぞれの運用要件に合わせてカスタマイズ可能
MQ-28ゴーストバット無人機の胴体側面に兵器倉を実装
ボーイングよりMQ-28ゴーストバット無人機の改良型- SDB(小直径爆弾)ならば4発を内部収納(左右2発ずつ)
- AMRAAM空対空ミサイルならば2発を内部収納(左右1発ずつ)
MQ-28ゴーストバット従来型と改良型の比較(正面)
ボーイングよりMQ-28ゴーストバット無人機の改良型(画像の下が改良型、上は従来型)- 上:MQ-28ゴーストバット従来型
- 下:MQ-28ゴーストバット改良型
※改良型は燃料を搭載していない軽い状態なので脚が伸びている。従来型は試験中の撮影で燃料を積んでいるため重くなっており脚が沈んでいる。また従来型は主翼のフラップを下げている状態。
MQ-28ゴーストバット従来型の公式数値:Boeing
- 全長:38フィート(11.7メートル)
- 全幅:24フィート(7.3メートル)
- 全高:6.5フィート(2.0メートル)
- 重量:7000ポンド(3175キログラム) ※自重?
- 速力:戦闘機並みの速度(マッハ0.9まで対応)
- 航続距離:2000海里以上(3700キロメートル以上)
- 上昇限度:40000フィート以上(12192メートル以上)
※今回の改良型の発表では「最大離陸重量:10000ポンド(約4536キログラム)から12000ポンド(5443キログラム)に増加」とある。
※今回の改良型は「翼幅25%拡大」とあるので、全幅は30フィート(約9.1メートル)になる。
※主翼の拡大により航続距離と搭載量が大きく増加する。代わりに飛行速度が低下する。
軍事/生き物ライター
弾道ミサイル防衛、極超音速兵器、無人兵器(ドローン)、ロシア-ウクライナ戦争など、ニュースによく出る最新の軍事的なテーマに付いて兵器を中心に解説を行っています。
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