福島県郡山市長に椎根氏 新人4氏の争い制す 歴代最年少 経済県都リーダーに

2025/04/21 05:00

初当選を果たし、支持者と万歳する椎根氏(右から2人目)

 任期満了に伴う福島県郡山市長選は20日、投開票され、元県議の新人椎根健雄氏(48)=無所属=が5万4639票を獲得し、初当選を果たした。いずれも無所属の新人で、元県議の勅使河原正之氏(73)、会社経営の高橋翔氏(37)、土木技術者の大坂佳巨氏(54)を退けた。12年ぶりに誕生した経済県都の新たなリーダーは歴代郡山市長で最年少となる。県内の現職市町村長の中でも最も若い。

 椎根氏は郡山市出身。安積高、新潟大農学部卒。参院議員秘書を経て2011(平成23)年11月の県議選で初当選。県議会の議会運営副委員長、県議会会派「県民連合」の政調会長などを歴任した。4期目途中で辞職し、1月に市長選への立候補を表明した。

 当選証書付与式は21日午後3時から、市役所で行われる。椎根氏の任期は27日から4年。

 開票結果は次の通り。

当 54,639 椎根  健雄

◎ 41,076 勅使河原正之

   3,845 高橋   翔

   3,820 大坂  佳巨

(◎は当選者以外の法定得票数獲得者)

■若い人たちに選ばれる街に

 椎根健雄氏の話 若い人たちに選んでもらえる街にしたい。誰もが安心して元気に暮らせるまちづくりに市民の皆さんと取り組む。

■投票率40・28% 過去2番目の低さ

 郡山市長選の投票率は40・28%(男性39・54%、女性40・98%)で、過去2番目の低さだった。2021(令和3)年の前回市長選より0・38ポイント下回った。当日有権者数は25万9605人(男性12万6008人、女性13万3597人)だった。

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