【比較】ローソン、セブン、ファミマの「1番高いおにぎり」の中身を開いてみた結果 → 具の詰まり方に差が……
あまり話題にならなくなったけど、相変わらず続いている米高騰。先ほどスーパーに行ったら備蓄米じゃない米は5kg4700円くらいした。高騰が騒がれてた4月の価格をシレッと超えてる。その影響か、「コンビニおにぎりが高い」という声が聞こえてきた。
言われてみたら最近コンビニおにぎりを食べてなかったな。そこでセブンイレブンに行ってみたところ……
・マジか
確かに、三角おにぎりのツナマヨが税込178円になっている。100円~120円くらいのイメージだったけど、200円近い。知らないうちにこんなことになっていたとは。コンビニおにぎり2個とミネラルウォーターを買うだけで約500円である。おいおい痩せちまうよお!
・一番高いのは?
しかし、一番安い三角おにぎりのツナマヨがこれだとすると、一番高いおにぎりってどういう世界観になっているのか? そこでセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートを回って売っていた中で一番高いおにぎりを買ってみた。それが以下である。
ローソン「焼さけハラミ」税込297円
セブンイレブン「相盛紅しゃけとすじこ」税込340円
ファミリーマート「サンドおむすび炙り焼チキン一味マヨネーズ」税込380円
──ローソンとファミリーマートは以前からあるシリーズで、セブンイレブンは2025年9月6日から始まった新商品シリーズのようだ。1つだけ袋ではなくプラケースに入ってるのも高級感を漂わせている。相盛タイプのいわゆる「ぼんご系」だ。
・開けてみた結果
価格を見ると1番安いのはローソンで一番高いのはファミリーマート。そして、見た目のサイズ感も価格に比例している。ただ、デカイからと言ってその分中身が詰まっているとは限らないのもまたおにぎりだ。まさしく現代の福袋。そんなわけで包丁で切って中身を確認してみたところ次のようになっていた。
ローソン「焼さけハラミ」の中身
セブンイレブン「相盛紅しゃけとすじこ」の中身
ファミリーマート「サンドおむすび炙り焼チキン一味マヨネーズ」の中身
──具の詰まり方に大分差がある。塊感で並べると「ファミマ>ローソン>セブン」だ。紅しゃけとすじこという具材の質感の違いもあると思うけど、正直価格に比べて肩透かし感がなかったと言えば嘘になる。
一方で一番高いのも納得だったのがファミリーマート。はみ出す迫力だけじゃなく、中までしっかりと詰まったチキンの塊はハンバーガーみたいでまさしく「サンドおむすび」という名前に恥じぬものだった。
・食べてみた感想
また、味は好みだと思うけど、一応私が食べてみた感想を言うと、米はローソンが一番ウマイ。粒が立っていて素材の味もしっかりしている。ひと口食べたら迷わないくらいに違ったことから米へのこだわりを一番感じた。
そんなわけで、個人的には具を食べたいならファミマ、米を食べたいならローソンと結論付けた。新商品シリーズが始まったばかりのセブンイレブンには可哀相な結論になってしまったけど、セブンイレブンも普通に美味しかったので、他の2つの完成度が高かったと言った方がいいだろう。
以前関係者に聞いた話によると、コンビニ商品って一見同じ商品であっても味のマイナーチェンジがされ続けるものらしいから、長く続いている商品シリーズが強いのは当然とも言える。ゆえに、今回の顔ぶれではこうなったけどセブンがダメなわけではない。セブンイレブンの相盛シリーズの今後にも期待している。
執筆:中澤星児 Photo:Rocketnews24.
▼開いてみるまで分からない……それがおにぎりというものだ。