日本代表、4連敗中だったメキシコとスコアレスドロー…アギーレ監督率いるチームをこじ開けられず

南野拓実(8番)などがチャンスを迎えたが、日本代表はゴールを奪えず [写真]=Getty Images

 国際親善試合が現地時間6日に行われ、日本代表メキシコ代表と対戦した。

 8大会連続8度目のワールドカップ出場を決めた日本代表。FIFAワールドカップ26アジア最終予選は6月シリーズをもって閉幕しており、今年7月には東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会が行われたが、同試合は国内組のみのメンバー構成だった。今回の9月シリーズからは、海外組も交えて、来年に控えたワールドカップ本大会を見据えて“再始動”。FIFAワールドカップ26共催国の1つであるアメリカ合衆国へ遠征し、メキシコ代表、アメリカ代表との2連戦に臨む。

 今回の対戦相手であるメキシコ代表は、かつて日本代表を率いたハビエル・アギーレ監督が指揮するチーム。過去の対戦成績は1勝4敗と、日本代表が大きく負け越している。直近の対戦は2020年11月に行われた国際親善試合で、当時は0-2と完敗。現在は4連敗中だ。相性の悪いメキシコ代表との一戦に向けて、日本代表を率いる森保一監督は、アジア予選でも重宝してきた「3-4-2-1」の布陣を用いて、真っ向勝負を挑む。

 試合は序盤の4分、ゴール前で前を向いた久保建英が、この試合のファーストシュートを放つも、ジャストミートせずに枠を外れる。続く11分には、三笘薫からのパスを受けた久保が、ボックス手前から右足を振るも、今度はGKルイス・マラゴンに阻まれる。さらに15分、渡辺剛のロングパスに堂安律が抜け出し、ループシュートを放ったが、ここはカバーリングに入った相手に防がれた。

 以降の時間帯も、日本代表はアグレッシブなハイプレスと、背後へのボールを有効活用しながら、試合を主導権を握る。対するメキシコ代表も、カウンター時には日本代表の空いているスペースを見出し、ゴールへの道筋を探っていく。32分にはエドソン・アルバレスがケガに見舞われ、エリク・リラとの交代でピッチを後にするなど、メキシコ代表にとっては想定外のアクシデントも発生。前半の45分間でゴールネットが揺れることはなく、スコアレスで後半へ折り返した。

 後半に入ると53分、日本代表がビッグチャンスを構築。上田綺世が前線で起点を作り、右サイドの堂安律へボールが渡ると、背後のスペースへのランニングを見せた久保を見逃さず、スルーパスでボールを届ける。久保が右足で浮き球のクロスボールを送ると、ファーサイドで待っていた南野拓実が右足でボレーシュートを放ったが、ここは枠を外れた。

 直後の57分には、板倉滉が負傷のためプレー続行不可能となり、代わって関根大輝が送り出される。一方のメキシコ代表も一挙4枚の交代カードを切り、サンティアゴ・ヒメネスやイルビング・ロサノらがピッチに立つ。

 GK鈴木彩艶のファインセーブでピンチを乗り切ったあとには、佐野海舟伊東純也前田大然と3枚の選手を投入。終盤に入っても均衡は破れず、81分には町野修斗鈴木唯人を起用し、ピッチ内には攻撃面の特徴が光る選手たちが多く並んだが、終盤により多くのチャンスを作ったのはメキシコ代表日本代表は90分、背後へ抜け出した上田綺世が決定機を迎えるかと思われたが、セサル・モンテスに倒され、フィニッシュまでは持ち込めない。OFR(オンフィールドレビュー)を経て、モンテスにはレッドカードが提示された。

 最終的に、両チームに得点が生まれることはなく、試合はスコアレスでタイムアップの笛。日本代表メキシコ代表相手の連敗こそ「4」で止めたものの、45278名の大観衆が駆けつけた『オークランド・コロシアム』にて行われたゲームで勝利を掴むことはできなかった。

 この後、日本代表は現地時間9日、アメリカ代表と対戦予定。一方で、メキシコ代表は同じく9日、今度は韓国代表と対戦する。

【スコア】 メキシコ代表 0-0 日本代表

【得点者】 なし

【スターティングメンバー】 GK:鈴木彩艶 DF:板倉滉(60分 関根大輝)、渡辺剛瀬古歩夢 MF:堂安律(81分 町野修斗)、遠藤航鎌田大地(70分 佐野海舟)、三笘薫(81分 鈴木唯人);久保建英(70分 前田大然)、南野拓実(70分 伊東純也) FW:上田綺世

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