子どもを民主主義の国で育てたい 大学教授が国外移住を決意 トランプ氏“就任100日”
トランプ大統領が向かった先は中西部ミシガン州。自動車産業で栄えるデトロイト郊外の街です。 トランプ支持者 「ウィスコンシン州から車で来て、ここに3日間います。ここでキャンプですよ」 「来たのは日曜の朝9時ごろ。私の大統領を支援するためです。彼のことを見ていたい」 さながら“推し”の登場を待つコンサート会場のよう。始まった演説は100日間の成果を誇示し、熱狂的な“トランプ信者”に祝ってほしい。そんな思いがあふれるものでした。 アメリカ トランプ大統領 「ハローミシガン!自動車企業が何十社と戻ってきて大量の雇用が生まれる。またミシガンで車を造りたがっている。なぜか?我々の関税政策だ」 始まりは、関税政策のおかげで雇用が戻ってきたという話から。 アメリカ トランプ大統領 「過去100年で最大の変革を100日で実現した。アメリカに入る“違法越境者”の数は99.999%減ったんだ。99.999%だぞ。入ったのはたった3人だけ。就任以来、卵の価格は87%下がった」 事実か疑わしい話が混ざっていましたが、支持者を沸かせるためなら問題ないようです。 アメリカ トランプ大統領 「『支持率はたった44%』と言うが、さほど悪くない。まともな調査結果なら60〜70%台のはずだ」 3500人が入る会場には、選挙集会と比べて空席が目立っていたものの、熱狂的な支持者にとっては関係ありません。 トランプ支持者 「彼は国境閉鎖を見事にやり遂げました」 「トランスジェンダーを軍に入れない方針に賛成です」 相互関税の発表の場にいた、元自動車工のブライアンさん来ていました。 トランプ支持者 ブライアンさん 「物価は上がるでしょうが、雇用が戻るなら本望です」 一方、会場の外では1000人規模の抗議デモが行われました。分断が進むアメリカを諦める人も出てきています。