【日本ハム】新庄監督「脚本通り」「給料3倍」「来年痩せたら…」本拠地最終戦後に語ったこと

日本ハム対楽天 選手交代を告げ引き揚げる新庄監督(撮影・黒川智章)

2位日本ハムは23日楽天戦(エスコンフィールド)がレギュラーシーズンの本拠地最終戦だった。試合は0-7と敗れて2連敗。4連敗を喫した首位ソフトバンクとのゲーム差は詰められず2・5のまま、ライバルの優勝マジックは「5」となった。

試合後は本拠地最終戦セレモニーが行われた。グラウンド上に整列してあいさつする“定型”ではなく、場内一周をしながら新庄剛志監督(53)がマイクパフォーマンスを繰り広げて盛り上げた。

セレモニー後には新庄監督が会見に臨み、今の思いを明かした。一問一答は以下の通り。

-本拠地最終戦で勝つことはできなかったが、非常に明るいセレモニー

「ただ単に、負けてしまって、整列して、今年1年間ありがとうございますっていう他のチームと一緒のことをしてもファイターズらしくないんで。ああいう風にマイクパフォーマンスで、みんな顔を見ながら話そうということを決めさせてもらいました」

-盛り上がった

「それはライバルのチームが…喜んでませんよ。一緒に負けてしまったという。こればっかしはプロとプロ同士の戦いなので、何が起こるかわからないし。僕たちはもう全部勝つしかないんで。選手たちもみんな1ミリも諦めてないです」

-宮西が通算900試合という大記録を達成

「すごいですよね。まず最初に梨田監督が初登板を投げてもらって、そこから栗山さんが300、400、500、600、700って宮西君を信じて。すごくないですか? そして僕が800、900。1000、2000いきたいですけどね。素晴らしいとしか言いようがないし、よくそんなに投げれたな。ここからクライマックス、日本シリーズに向けて、宮西君はちょっと選手登録外れてブルペンで選手たちに声をかけてアドバイスをしてもらう、役目をしてもらいます」

-就任4年目で選手たちの姿はどう見えている

「1年目って、80敗でしたっけ? 80敗くらいしました? それがこの4年目にして80勝目前、79勝か。80勝したら9年ぶりでしょ、ね。これを成長させてくれたのは、本当にコーチ。みんながしっかり1日1日、しつこいくらい準備して、アドバイスして、その積み重ねが今年の4年目で優勝争いできるチームになったことは本当に感謝しかないし。でも、1年目から今日までのレベルアップというところは、僕は計算に入れていれてたんで。自分としては脚本通りかなっていうところで。まだ優勝のチャンスもあるし、万が一、逃したとしても次の年にさぁテッペンにいくぞって気持ちで取り組めるんで、それはそれで、すばらしいことだと思うから。あと6試合後に結果は出ますんで、お楽しみに」

-今季特に成長した選手は

「いや、一番のポイントは投手陣。投げて抹消、投げて抹消、投げて抹消。ただ、伊藤君だけは休ませないで。今年2回くらいピッチングコーチから『大海を休ませたいんで、よろしくお願いします』って2回言われたんですけど、大海だけは投げさせると。なんて言おうが。肘とか肩とか、どうしようもないときは無理はさせませんけど、疲れてるとかそういうことでは休ませないように。1年通して、大海が引っ張ってくれないと強いチームにはならないから、2人やっていこうっていう話し合いをしながら1年間ずっと。この間も中4日もしてくれてね。めちゃくちゃうれしいですねぇ本当に。さっきも話しましたけど、レイエスにしてもちょっと飛行機の気圧がかかとに(影響して)しびれはじめるという。でも、モーレ(レイエスの愛称)は自分から痛いとか言わないし。僕が練習の走り方とか表情を見ながら『いやいや、モーレは出たいかもしれないけど、オレの判断で休ませる』って。そういうところはしていって、ホームラン王と打点王も取ってくれて。もう少し来年痩せたら、かかとに負担が来ないんじゃないかって、すごく思います」

-投打の柱以外の選手も活躍

「名前を挙げたらきりがないですけど、郡司君のユーティリティーさというか、どこを守らせてもこなしてくれて。どこの打順でもしっかり仕事をしてくれて。これは給料3倍、上がりますね」

-鎌ケ谷から上がってきた選手の活躍もあった

「育成の子にしてもファームの子にしても、チャンスは必ずあるんで、この舞台に立ったときに、どういう活躍をしてくれるかっていうのは無限大にあると思うから。さぁ、僕が映像とかしっかり見てて、コーチからは『えっ、なんでこの選手上げるんですか』と、よく言われるんですけど『いやいや大丈夫。活躍するから』と。それはその選手の練習態度とか、ベンチでの声の出し方とかもしっかり見て、この選手なら1軍に上がったら活躍するだろうなって選手はしっかりチェックしていて、上げたらすぐ使う。そこで、ものにできなかったら、もしかしたらユニホームを脱がなきゃいけないっていう人生になってしまうかもしれないですけど、そういうチャンスはどんどん与えて。勝ちながら成長。今までは成長させながら勝つフェーズだったけど、今は勝ちながら成長させる。登板機会が少なくても、プレッシャーがかかる試合で投げさせる。そういう舞台で投げさせてたら、もう他のマウンドなんてプレッシャーかからないんで。ものすごくリラックスして投げられるんですよ」

-CSへ向けた準備はどの程度、進めていますか

「優勝してのクライマックスがいいですね。それしかない。2位からのクライマックス出ての勝ち上がりはテンション下がるんですけど、もしそうなった場合は、もちろんファンのために日本一を目指してやっていきます」

-昨季は2位からCSを勝ち抜くことを目指した

「去年はもう日本一を目指していましたね。ものすごく。2位からはい上がってきて、成長になるから。今年は優勝してのクライマックス、日本シリーズに行きたいです」

-昨季は伊藤をCSファーストで温存してファイナル初戦に。今年は

「それはこれから。まだシーズン終わってないんで。また考えていきたいと思います」

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日本ハム対楽天 選手交代を告げ引き揚げる新庄監督(撮影・黒川智章)

2位日本ハムは23日楽天戦(エスコンフィールド)がレギュラーシーズンの本拠地最終戦だった。試合は0-7と敗れて2連敗。4連敗を喫した首位ソフトバンクとのゲーム差は詰められず2・5のまま、ライバルの優勝マジックは「5」となった。

試合後は本拠地最終戦セレモニーが行われた。グラウンド上に整列してあいさつする“定型”ではなく、場内一周をしながら新庄剛志監督(53)がマイクパフォーマンスを繰り広げて盛り上げた。

セレモニー後には新庄監督が会見に臨み、今の思いを明かした。一問一答は以下の通り。

-本拠地最終戦で勝つことはできなかったが、非常に明るいセレモニー

「ただ単に、負けてしまって、整列して、今年1年間ありがとうございますっていう他のチームと一緒のことをしてもファイターズらしくないんで。ああいう風にマイクパフォーマンスで、みんな顔を見ながら話そうということを決めさせてもらいました」

-盛り上がった

「それはライバルのチームが…喜んでませんよ。一緒に負けてしまったという。こればっかしはプロとプロ同士の戦いなので、何が起こるかわからないし。僕たちはもう全部勝つしかないんで。選手たちもみんな1ミリも諦めてないです」

-宮西が通算900試合という大記録を達成

「すごいですよね。まず最初に梨田監督が初登板を投げてもらって、そこから栗山さんが300、400、500、600、700って宮西君を信じて。すごくないですか? そして僕が800、900。1000、2000いきたいですけどね。素晴らしいとしか言いようがないし、よくそんなに投げれたな。ここからクライマックス、日本シリーズに向けて、宮西君はちょっと選手登録外れてブルペンで選手たちに声をかけてアドバイスをしてもらう、役目をしてもらいます」

-就任4年目で選手たちの姿はどう見えている

「1年目って、80敗でしたっけ? 80敗くらいしました? それがこの4年目にして80勝目前、79勝か。80勝したら9年ぶりでしょ、ね。これを成長させてくれたのは、本当にコーチ。みんながしっかり1日1日、しつこいくらい準備して、アドバイスして、その積み重ねが今年の4年目で優勝争いできるチームになったことは本当に感謝しかないし。でも、1年目から今日までのレベルアップというところは、僕は計算に入れていれてたんで。自分としては脚本通りかなっていうところで。まだ優勝のチャンスもあるし、万が一、逃したとしても次の年にさぁテッペンにいくぞって気持ちで取り組めるんで、それはそれで、すばらしいことだと思うから。あと6試合後に結果は出ますんで、お楽しみに」

-今季特に成長した選手は

「いや、一番のポイントは投手陣。投げて抹消、投げて抹消、投げて抹消。ただ、伊藤君だけは休ませないで。今年2回くらいピッチングコーチから『大海を休ませたいんで、よろしくお願いします』って2回言われたんですけど、大海だけは投げさせると。なんて言おうが。肘とか肩とか、どうしようもないときは無理はさせませんけど、疲れてるとかそういうことでは休ませないように。1年通して、大海が引っ張ってくれないと強いチームにはならないから、2人やっていこうっていう話し合いをしながら1年間ずっと。この間も中4日もしてくれてね。めちゃくちゃうれしいですねぇ本当に。さっきも話しましたけど、レイエスにしてもちょっと飛行機の気圧がかかとに(影響して)しびれはじめるという。でも、モーレ(レイエスの愛称)は自分から痛いとか言わないし。僕が練習の走り方とか表情を見ながら『いやいや、モーレは出たいかもしれないけど、オレの判断で休ませる』って。そういうところはしていって、ホームラン王と打点王も取ってくれて。もう少し来年痩せたら、かかとに負担が来ないんじゃないかって、すごく思います」

-投打の柱以外の選手も活躍

「名前を挙げたらきりがないですけど、郡司君のユーティリティーさというか、どこを守らせてもこなしてくれて。どこの打順でもしっかり仕事をしてくれて。これは給料3倍、上がりますね」

-鎌ケ谷から上がってきた選手の活躍もあった

「育成の子にしてもファームの子にしても、チャンスは必ずあるんで、この舞台に立ったときに、どういう活躍をしてくれるかっていうのは無限大にあると思うから。さぁ、僕が映像とかしっかり見てて、コーチからは『えっ、なんでこの選手上げるんですか』と、よく言われるんですけど『いやいや大丈夫。活躍するから』と。それはその選手の練習態度とか、ベンチでの声の出し方とかもしっかり見て、この選手なら1軍に上がったら活躍するだろうなって選手はしっかりチェックしていて、上げたらすぐ使う。そこで、ものにできなかったら、もしかしたらユニホームを脱がなきゃいけないっていう人生になってしまうかもしれないですけど、そういうチャンスはどんどん与えて。勝ちながら成長。今までは成長させながら勝つフェーズだったけど、今は勝ちながら成長させる。登板機会が少なくても、プレッシャーがかかる試合で投げさせる。そういう舞台で投げさせてたら、もう他のマウンドなんてプレッシャーかからないんで。ものすごくリラックスして投げられるんですよ」

-CSへ向けた準備はどの程度、進めていますか

「優勝してのクライマックスがいいですね。それしかない。2位からのクライマックス出ての勝ち上がりはテンション下がるんですけど、もしそうなった場合は、もちろんファンのために日本一を目指してやっていきます」

-昨季は2位からCSを勝ち抜くことを目指した

「去年はもう日本一を目指していましたね。ものすごく。2位からはい上がってきて、成長になるから。今年は優勝してのクライマックス、日本シリーズに行きたいです」

-昨季は伊藤をCSファーストで温存してファイナル初戦に。今年は

「それはこれから。まだシーズン終わってないんで。また考えていきたいと思います」

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2位日本ハムは23日楽天戦(エスコンフィールド)がレギュラーシーズンの本拠地最終戦だった。試合は0-7と敗れて2連敗。4連敗を喫した首位ソフトバンクとのゲーム差は詰められず2・5のまま、ライバルの優勝マジックは「5」となった。

試合後は本拠地最終戦セレモニーが行われた。グラウンド上に整列してあいさつする“定型”ではなく、場内一周をしながら新庄剛志監督(53)がマイクパフォーマンスを繰り広げて盛り上げた。

セレモニー後には新庄監督が会見に臨み、今の思いを明かした。一問一答は以下の通り。

-本拠地最終戦で勝つことはできなかったが、非常に明るいセレモニー

「ただ単に、負けてしまって、整列して、今年1年間ありがとうございますっていう他のチームと一緒のことをしてもファイターズらしくないんで。ああいう風にマイクパフォーマンスで、みんな顔を見ながら話そうということを決めさせてもらいました」

-盛り上がった

「それはライバルのチームが…喜んでませんよ。一緒に負けてしまったという。こればっかしはプロとプロ同士の戦いなので、何が起こるかわからないし。僕たちはもう全部勝つしかないんで。選手たちもみんな1ミリも諦めてないです」

-宮西が通算900試合という大記録を達成

「すごいですよね。まず最初に梨田監督が初登板を投げてもらって、そこから栗山さんが300、400、500、600、700って宮西君を信じて。すごくないですか? そして僕が800、900。1000、2000いきたいですけどね。素晴らしいとしか言いようがないし、よくそんなに投げれたな。ここからクライマックス、日本シリーズに向けて、宮西君はちょっと選手登録外れてブルペンで選手たちに声をかけてアドバイスをしてもらう、役目をしてもらいます」

-就任4年目で選手たちの姿はどう見えている

「1年目って、80敗でしたっけ? 80敗くらいしました? それがこの4年目にして80勝目前、79勝か。80勝したら9年ぶりでしょ、ね。これを成長させてくれたのは、本当にコーチ。みんながしっかり1日1日、しつこいくらい準備して、アドバイスして、その積み重ねが今年の4年目で優勝争いできるチームになったことは本当に感謝しかないし。でも、1年目から今日までのレベルアップというところは、僕は計算に入れていれてたんで。自分としては脚本通りかなっていうところで。まだ優勝のチャンスもあるし、万が一、逃したとしても次の年にさぁテッペンにいくぞって気持ちで取り組めるんで、それはそれで、すばらしいことだと思うから。あと6試合後に結果は出ますんで、お楽しみに」

-今季特に成長した選手は

「いや、一番のポイントは投手陣。投げて抹消、投げて抹消、投げて抹消。ただ、伊藤君だけは休ませないで。今年2回くらいピッチングコーチから『大海を休ませたいんで、よろしくお願いします』って2回言われたんですけど、大海だけは投げさせると。なんて言おうが。肘とか肩とか、どうしようもないときは無理はさせませんけど、疲れてるとかそういうことでは休ませないように。1年通して、大海が引っ張ってくれないと強いチームにはならないから、2人やっていこうっていう話し合いをしながら1年間ずっと。この間も中4日もしてくれてね。めちゃくちゃうれしいですねぇ本当に。さっきも話しましたけど、レイエスにしてもちょっと飛行機の気圧がかかとに(影響して)しびれはじめるという。でも、モーレ(レイエスの愛称)は自分から痛いとか言わないし。僕が練習の走り方とか表情を見ながら『いやいや、モーレは出たいかもしれないけど、オレの判断で休ませる』って。そういうところはしていって、ホームラン王と打点王も取ってくれて。もう少し来年痩せたら、かかとに負担が来ないんじゃないかって、すごく思います」

-投打の柱以外の選手も活躍

「名前を挙げたらきりがないですけど、郡司君のユーティリティーさというか、どこを守らせてもこなしてくれて。どこの打順でもしっかり仕事をしてくれて。これは給料3倍、上がりますね」

-鎌ケ谷から上がってきた選手の活躍もあった

「育成の子にしてもファームの子にしても、チャンスは必ずあるんで、この舞台に立ったときに、どういう活躍をしてくれるかっていうのは無限大にあると思うから。さぁ、僕が映像とかしっかり見てて、コーチからは『えっ、なんでこの選手上げるんですか』と、よく言われるんですけど『いやいや大丈夫。活躍するから』と。それはその選手の練習態度とか、ベンチでの声の出し方とかもしっかり見て、この選手なら1軍に上がったら活躍するだろうなって選手はしっかりチェックしていて、上げたらすぐ使う。そこで、ものにできなかったら、もしかしたらユニホームを脱がなきゃいけないっていう人生になってしまうかもしれないですけど、そういうチャンスはどんどん与えて。勝ちながら成長。今までは成長させながら勝つフェーズだったけど、今は勝ちながら成長させる。登板機会が少なくても、プレッシャーがかかる試合で投げさせる。そういう舞台で投げさせてたら、もう他のマウンドなんてプレッシャーかからないんで。ものすごくリラックスして投げられるんですよ」

-CSへ向けた準備はどの程度、進めていますか

「優勝してのクライマックスがいいですね。それしかない。2位からのクライマックス出ての勝ち上がりはテンション下がるんですけど、もしそうなった場合は、もちろんファンのために日本一を目指してやっていきます」

-昨季は2位からCSを勝ち抜くことを目指した

「去年はもう日本一を目指していましたね。ものすごく。2位からはい上がってきて、成長になるから。今年は優勝してのクライマックス、日本シリーズに行きたいです」

-昨季は伊藤をCSファーストで温存してファイナル初戦に。今年は

「それはこれから。まだシーズン終わってないんで。また考えていきたいと思います」

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