盲点なし。Ankerのモバ充は4台同時に充電できて、ケーブルが2本も付属
先日、「大阪・関西万博」を訪れたのですが、写真や地図、チケット管理などでスマホを酷使し、気づけば自分も家族もバッテリー残量がゼロ寸前。
次回に備えて、家族全員のスマホをまとめて充電できるモバイルバッテリーが欲しいと思うようになりました。
複数のデバイスを同時に急速充電
あれこれ比較した結果、最終的に選んだのが、先日新たに発売された「Anker Power Bank (25000mAh, Built-In & 巻取り式USB-Cケーブル)」。
25000mAhの大容量を備えつつ、最大4台のデバイスを同時に急速充電できるハイスペックなモバイルバッテリーです。
出力ポートは、USB-Cが3つとUSB-Aが1つの計4ポート。最大出力は165W(2台接続時)に対応しており、4台同時接続時でも合計130Wと、十分すぎるほどの高出力を維持できます。
【単ポート使用時】
・USB-C1:最大100W
・USB-C2:最大100W
・USB-C3:最大100W
・USB-A:最大33W
【2ポート使用時】
・USB-C + USB-A:合計最大130W(100W + 最大30W)
・USB-C + USB-C:合計最大165W
【3ポート使用時】
・USB-C + USB-C + USB-C:合計最大130W
・USB-C + USB-C + USB-A:合計最大130W(100W + 30W)
【4ポート同時使用時】
・合計最大130W:合計最大130W(100W + 30W)
スマホはもちろんのこと、iPadやノートPCといった高出力が求められるデバイスにも、コンセントからの給電と遜色ないスピードで充電可能。
さらに、25000mAhという大容量バッテリーを搭載しているため、iPhone 16なら約4.5回、iPad Proは約1.4回、MacBook Airでも約1.3回充電することができます。
このモバイルバッテリーを持って、再び万博に行ったんですが、やっぱり夕方には家族全員のスマホがバッテリー切れ寸前に。でも今回は、全員分をサクッと充電できたので、前回みたいに焦ることもなく、気持ちに余裕を持って最後まで楽しめました。
進化した液晶表示に驚き
現在の状況を細かく確認できる液晶画面を搭載しているのも、これを選んだ大きな理由のひとつです。
各ポートのリアルタイムの出力状況に加え、バッテリーの温度や劣化具合、さらに積算の充電回数まで確認可能。もはや、従来のモバイルバッテリーとは別物と言っていい完成度。さすがAnkerですね。
そうそう、出力だけでなく、入力状況までひと目で確認できるのにも驚きました。現在の充電残量は小数点以下まで表示され、充電速度(W数)や満充電までの目安時間まで表示してくれるんです。
充電速度も申し分なし。すべてのUSB-Cポートが最大100Wの入力に対応しており、最大入力時は、0%から満充電まで約100分。従来モデルと比べて約2倍のスピードで本体への充電が可能になっています。
2本のUSB-Cケーブルを内蔵
ケーブルの長さは70cmと30cmここまででも「新機能、盛りすぎじゃない?」と思うほど充実していますが、実はまだあるんです。
なんと、本体にはUSB-Cケーブルが2本も内蔵されており、しかもどちらも入出力に対応。ケーブルを別に持ち歩く必要がありません。
収納方法もとってもスマート。1本は巻き取り式で、本体上部にすっきりと格納。もう1本は一体型ケーブルになっており、持ち運ぶ際はストラップとしても使える設計です。
重量は約595gと、25000mAhクラスのモバイルバッテリーとしては平均的な部類ですが、ケーブルが2本も内蔵されていることを考えると、むしろ軽いと感じるほど。持ち歩くアイテムが減るぶん、トータルではむしろ荷物をコンパクトにまとめられます。
おすすめしたいポイントは本当にたくさんありますが、特に、「複数のデバイスを同時に充電する可能性がある」「コンセント並みのスピードでしっかり充電したい」「なるべくコンパクトに、大容量のバッテリーを持ち歩きたい」といったニーズがある方には、まさにぴったりの一台です。とにかく、これを選んでおけば間違いありません。
カラーはブラックとシルバーの2色展開です。
Photo: SUMA-KIYO