「イノウエにボコボコに…“ピカソ”は不運な名前かも」英国人記者も期待の井上尚弥“アフマダリエフ後”「その先は…世界中のファンが望むカードだ」(Number Web)
アフマダリエフは序盤、得意のコンビネーションでリズムを作ろうとした。 だが、井上のジャブとボディで体を固められ、攻撃の起点を失った。イギリスのスポーツサイト『talk SPORT』も「アフマダリエフは井上のガードの隙を突こうとしたが、井上は快適な立ち上がりを見せた」と伝えている。 試合中盤、第9ラウンドには劣勢のアフマダリエフが挑発のジェスチャーを見せ、真っ向勝負に引き込もうとした。だが、井上は動じなかった。 「インターバル中も父から『このままでいい。いきすぎるな。ポイントをピックアップしていけ』と言われ続けていたので、それを守りました」 かつての井上なら、ここで一気に勝負を決めにいったかもしれない。 しかし彼は「倒さないことの難しさ」を受け止めながら、自分を律した。戦略に徹することで「KO以外でも観客を納得させられる」ことを証明したのだ。 最終ラウンドのゴングが鳴った瞬間、井上の表情には余裕があった。 「自分の感覚的には中盤以降はポイントを取られていないと確信していた。1ラウンドはどうかな……というくらいで、あとは全部取っていてもおかしくないとなんとなく思っていた」 実際、公式採点は117–111、118–110、118–110。英サイト『The Standard』も「完全に相手を圧倒した」と表現し、ユナニマスディシジョンの説得力を強調した。
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