卓球女子団体決勝「日本 vs. 中国」リアルタイム速報・途中結果・試合結果 橋本帆乃香、張本美和、早田ひなが奮闘も、2大会連続金メダルは逃す【アジア選手権】

第28回 ITTF-ATTUアジア卓球選手権大会 2025」は15日、女子団体の決勝が行われた。前回大会を制した日本は、中国と顔を合わせた。日本女子は準々決勝で北朝鮮、準決勝でシンガポールを下し、前評判通りの強さで決勝へと勝ち進んだ。橋本帆乃香(デンソーポラリス)、張本美和(木下グループ)、早田ひな(日本生命)の布陣で挑んだが、王曼昱、孫穎莎、蒯曼にそれぞれ敗れ、2大会連続の頂点を逃して銀メダルとなった。

◆卓球女子が目指した2連覇&中国超え 好調のカットマン・橋本帆乃香を抜擢も“日本人キラー”崩せず 許した1年前の雪辱

◆卓球男子が歴史的激闘で得た収穫 エース・張本智和&18歳・松島輝空が中国撃破で存在感 銅メダル獲得で示した現在地

◆早田ひなを撃破で金メダル獲得に貢献の新星は「目覚ましい活躍で地位を固めた」 頂点に導いた中国21歳を母国メディアが称賛

ライブ速報・試合結果(日本敗戦で中国が金メダル獲得)

日本 03 中国

第1試合

橋本帆乃香 1 – 3 王曼昱 (12-10、3-11、6-11、3-11)

第1ゲーム

王曼昱が3連続ポイントで先手を取った中、橋本も相手の粘り強いカット対応をかいくぐり、攻めに出る。中盤、橋本が7-7と追いつき、僅差のまま終盤へ。10-10から橋本が逆転し、最後は強烈なスマッシュを沈め先手を取った。

第2ゲーム

序盤からラリーで互いの駆け引きが続く。橋本が前に出る場面も見られたが、王曼昱の手堅いブロックと正確なレシーブの前に、徐々に点差が開いていく。中盤以降を支配した王曼昱が、このゲームを奪った。

第3ゲーム

橋本がカウンターを見舞うなど攻めに出る中、王曼昱も粘り強い対応を見せ、4-4からの連続ポイントで差を広げる。その後もラリーの攻防が続く中、中盤のリードを保った王曼昱がこのゲームを制し、逆転した。

第4ゲーム

序盤から長いラリーの応酬が続く中、王曼昱が橋本の鋭い回転のボールに対応する。0-3で橋本がタイムアウトを取ったが、その後も王曼昱は厳しくミドルを突くなど、連続ポイントで反撃を許さない。最後はマッチポイントから、王曼昱がバック前へのストップでポイントを奪い、勝利を収めた。

第2試合

張本美和 0 – 3 孫穎莎 (9-11、5-11、7-11)

第1ゲーム

序盤は張本が的確な打ち分けでリードしたが、孫穎莎も鋭くミドルを突いて6-6と追いつき、そのまま逆転に成功した。張本とのラリー勝負にも打ち負けず、中盤以降を支配した孫穎莎が、ゲームポイントからのラリーを制して先手を取った。

第2ゲーム

1-2から張本がYGサービスを見せるなど、戦術を転換して相手を揺さぶりにかかる。しかし、機を見て強打を見舞うなど要所を締めた孫穎莎を崩しきるには至らなかった。最後はラリー勝負に打ち勝った孫穎莎が、2ゲームを連取した。

第3ゲーム

張本が巧みなフリックで2ポイントを奪うなど、王手をかけられた中で相手に対抗する。しかし、手堅い対応が光る孫穎莎に5-6と逆転され、タイムアウトを取る。その後、張本は追いついたものの、7-7から孫穎莎がフォアを2本沈め、そのままマッチポイントに。最後はロングサービスを対応され、世界女王にストレート負けを喫した。

第3試合

早田ひな 1 – 3 蒯曼 (11-8、10-12、6-11、9-11)

第1ゲーム

序盤に攻勢を仕掛けた早田が、5-2とリードを奪う。粘り強く対応する蒯曼に対し、両ハンドの鋭いショットを見舞い、僅かにリードを保ったまま中盤へ。激しい打ち合いが続く中、先にゲームポイントを握った早田が鋭いミドルを突き、このゲームをものにした。

第2ゲーム

蒯曼が先に主導権を握るも、早田の冷静なレシーブ対応が光り、中盤にはリードを奪う。投げ上げサービスを見せるなど積極的な攻めが目立った早田だったが、1点差に詰められた終盤にタイムアウト。直後のサービスを返されて追いつかれると、最後はデュースから好打を見せた蒯曼に、このゲームを奪われた。

第3ゲーム

蒯曼に連続ポイントを許した早田は、チキータによるレシーブやバックサービスなどを駆使し、打開を試みる。しかし、攻勢を強めた蒯曼がリードを保ったまま終盤へ。最後は早田のバックがオーバーとなり、蒯曼が先に王手をかけた。

第4ゲーム

後がなくなった早田は、バックサービスで崩しにかかり、ミドルへのロングサービスも効果的に織り交ぜてリードを奪う。7-4と早田が点差を広げた中、蒯曼も粘りを発揮して再び追いついた。そのまま終盤に入り、9-9から蒯曼がフォアを沈め、チャンピオンシップポイントを奪った。最後は早田のチキータが外れ、蒯曼が勝利し、中国が金メダルを獲得した。

出場選手

日本

張本 美和(木下グループ) 大藤 沙月(ミキハウス) 早田 ひな(日本生命) 橋本 帆乃香(デンソーポラリス)

長崎 美柚(木下アビエル神奈川)

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