米オープンAI、マイクロソフトとの収益共有を半減へ=報道

 5月7日 米オープンAIは、資金面で主要な支援者であるマイクロソフト と分け合う収益の割合を縮小する方針を投資家に伝えた。写真はオープンAIのロゴ。2月8日撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

[7日 ロイター] - 米オープンAIは、資金面で主要な支援者であるマイクロソフト(MSFT.O), opens new tabと分け合う収益の割合を縮小する方針を投資家に伝えた。米ネットメディアのジ・インフォメーションが6日報じた。

報道によると、オープンAIは投資家に示した財務予測で、マイクロソフトと共有する収益の割合は、2020年代の終わりまでに少なくとも半分に減少するとの見通しを示した。現行契約では、オープンAIは30年まで収益の20%をマイクロソフトと共有することになっているという。

ジ・インフォメーションは、オープンAIが一部の投資家に対し、30年までにマイクロソフトを含む商業パートナーと共有する収益は10%のみになると説明したと伝えた。マイクロソフト側は30年以降もオープンAIの技術を利用し続けたい意向という。

マイクロソフトは、オープンAIと「双方向の収益分配契約」を結んでおり、30年までの契約期間中はパートナーシップの主要な要素は維持されるとの認識を示している。

オープンAIの広報担当者はジ・インフォメーションに対し、「われわれはマイクロソフトと緊密に連携し、資本構成の見直しについて近く詳細を協議することを楽しみにしている」と語った。ロイターのコメント要請には回答していない。

マイクロソフトは報道に関するコメントを差し控えた。

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