iPhoneとPixel、2台持ちはアリ? 3ヶ月使ったら、正解が見えました
もしiPhoneユーザーのあなたが、仕事用のスマホを探しているなら、「Pixel」おすすめです。
筆者自身これまでずっとiPhoneを使ってきましたが、最近仕事用スマホとして「Google Pixel 9 Pro」を導入し、両者を使い分ける体制に変えました。
二刀流になって3ヶ月、見えた結論がこちら。
プラベートでiPhone使っていても、仕事にはPixelがめっちゃ調子いい。
プライベートと仕事、スマホを分けると何がいい?
プライベートと仕事のスマホを分けることの大きなメリットは、公私混同が起きず煩雑にならないこと。
仕事の連絡と友達とのやりとりがごっちゃになったLINEのトークや、仕事とプライベートの写真が混ざったフォトアルバムなど、分けずにいると結構とっ散らかっちゃうものです。
また、LINEやGoogleアカウント、SNS、各種ツールなど、同じサービスでもプライベート用と仕事用を持っている場合、アカウントを行き来する手間を省けます。
さらに、仕事用スマホには、仕事に特化したツールや、仕事の資料やデータだけを集約させられるので、タスク処理がスムーズに。結果として、仕事と個人の境界が明確になり、心理的な負担も減らすことができるはず。
Google系サービスとの相性抜群
プライベートと仕事のスマホを分ける利点はわかったけど、2台目導入するなら使い慣れてるiPhoneで良くない? いえいえ、ちゃんとPixelをおすすめしたい理由あるんです。
まずは、Google ドライブやGoogle スプレッドシートに代表されるGoogle系サービスとの相性がいいという、当たり前っちゃ当たり前のことから。iPhoneでも使うことはできますが、Googleが作ったPixelでは、より深くGoogle系サービスがスマホ体験と統合されています。
Pixel本体に自分のGoogleアカウントでログインすれば、他のGoogle系サービスにも自動で紐づけられます。撮った写真や取得したPDFは、すぐにGoogle フォトやGoogle Driveにアップデートでき、レコーダーの文字起こしやGoogle KeepのメモをGoogleドキュメントに簡単に移行することもできます。Googleエコシステムの連携は強い。
ホーム画面に配置したショートカット個人的に一番便利だと思ったのが、Googleスプレッドシートや、Google ドライブのフォルダに直接アクセスできるショートカットを、ホーム画面上に配置できること。毎日確認する仕事用のシート(タスク管理表やプロジェクトフォルダとか?)を置いておけば、効率上がること間違いなし。
Google系のサービスを仕事で使っている人にとって、Pixelは非常に使いやすいデバイスになるでしょう。
高いカスタマイズ性で、仕事特化の環境を作れる
iPhoneユーザーだった私にとって、驚いたのがホーム画面のカスタマイズ性です。
Pixelは標準で、画面に並べられるアイコンの数を、5x5、4x5、2x2などに変更できます。さらに、Android OSならではの「ランチャーアプリ」という、スマホのホーム画面をカスタムできるアプリを使えば、ホーム画面を自分好みに作り替えられます。
「スクエアホーム」を採用したPixelの画面アイコンの形や色を細かく調節できるものから、アプリを縦並びにしてしまうものなどさまざまあって。私は、「スクエアホーム」というタイル式のホーム画面を採用しています。
これにより、なるべくたくさんのアプリを配置でき、アクセスするための動線を整理することで、究極的に仕事に特化させたホーム画面を作ってみました。
こんなのiPhoneじゃ思いつきもしないですよね。こんなことができるから、Android OS使うのもめっちゃありなんです。
Geminiを活用した情報収集が強い
Pixelに搭載されたGoogleのAI、Gemini。これ、実は仕事に結構使えます。
個人的に一番活躍してくれると思うのが情報収集。資料作成や計画立案のために、インターネット上の膨大な情報を探すのは大変です。
Geminiに質問をして調べたいことを教えてもらったり、まとめてもらったりする使い方はもちろんのこと、記事や動画を要約してくれて便利。
記事は要点をサクッとまとめてくれますし、YouTubeの動画の中身も読み取って要約してくれます。
iPhoneにもApple IntelligenceというAIが導入されていますが、ChatGPTと連携したサービスで、完全な統合には至っていません。情報量の多さや、情報提供の早さなどを比較しても、今のところGeminiに軍配が上がると感じます。
メールの検索やGoogle Mapの表示といった、他のGoogleサービスとの連携もやはり強い。おかげさまで、情報収集という一苦労な作業が、かなり効率化されました。
いろいろ用意された、独自の最新AI機能
Pixelには、他にもAIを活用した最新の独自機能が豊富に用意されているのも魅力です。
写真に写っていない人を合成してくれたり、画像処理で写真や動画を美しく仕上げてくれたり、リアルタイムで翻訳してくれたり、レコーダーで文字起こししてくれたり。
さまざまな作業で、役に立ってくれるのではないでしょうか。
お互いの強みを活かせる、二刀流という選択
いろいろとご紹介した通り、PixelにはiPhoneにはない強みが存在します。これは逆も然りで、iPhoneだけの良さももちろんあります。やっぱりiPhoneのシンプルで直感的なユーザーインターフェースや、他Appleデバイスとのシームレスな連携など、捨て難い魅力は存在します。
だからこそ、iPhoneユーザーがもし2台目のスマホを検討しているなら、iPhoneではできないことができるPixelをおすすめしたいんです。それぞれの強みを活かせたら、もう最強じゃないですか。
ちなみにiPhoneユーザーで、なんとなーくAndroidに不安を抱えている方がいたら、安心してください。Pixelは、iPhoneに並ぶ、いや追い越す気満々で設計されたデバイスだと思うので、使用感は非常に洗練されています。
最後に注意点だけ触れておきましょう。搭載しているOSが異なるiPhoneとPixelを2台持ちすると、データ共有などの点でちょっと苦労します。
その辺りはこちらの記事で対策書いています。
とはいえ、間違いなく仕事の生産性が上がると同時に、そのおかげでプライベートな時間を心置きなく過ごせるようになりました。
ここで紹介したことはAndroidスマホ全般に共通するものもあるので、Pixel以外にも、iPhone x Andoridで検討してもいいかもしれません。
二刀流ライフ、エンジョイしてみては!