折りたたみiPhone「iPhone Ultra」の実機評価が判明。ヒンジは好評も望遠カメラ非搭載が弱点

Apple初の折りたたみスマートフォンとなるiPhone Ultraについて、実機を試した人物の評価が伝えられ、ポケットへの収まりやヒンジの出来が好評な一方で、望遠カメラを搭載しない点が弱点として挙げられています。

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iPhone Ultraは2026年9月8日または9日の発表会で正式発表される見通しで、今年に入ってからダミーや保護アクセサリー、そして最終デザインとされるモックアップが公開され、外観はほぼ固まってきました。ただ、実際に使った人物の評価はこれまで出ておらず、出来栄えは分からないままでした。

そうした中でBloombergのMark Gurman氏がPower Onニュースレターで伝えたところによると、実機に触れた少数の人物からは、ポケットへの収まりに加えて、ヒンジ機構の感触や耐久性を評価する声が出ているとのことです。開いた状態では大きな内側ディスプレイに合わせたiPad風の新しいアプリレイアウトが使え、生産性や動画、ゲームに適しているほか、カメラのファインダーとしても良好に機能するとされています。

ただ、そのカメラについて同氏は、iPhone Ultraが望遠レンズを搭載しない点を弱点として挙げており、一部のユーザーには物足りない構成になり得るとしています。特に、iPhone Ultraは価格が2,300〜2,500ドル(約40万円)にも達する見通しで、iPhone 18 Proよりも高い価格で販売される見通しです。そのため、望遠撮影ではProより劣ることになり、望遠域を多用するユーザーにとっては懸念事項となります。

Appleは開発段階から、折りたたみ最大の課題である内側ディスプレイの折り目や耐久性に特に力を入れると伝えられており、競合のGalaxy Z Fold 8では約1週間で折り目が再び見えるようになったと海外メディアのレビューで報告されています。実機に触れた人物がヒンジの感触と耐久性を評価したことは、Appleが後発として狙った差別化と一致します。

一方で、そのヒンジと折りたたみディスプレイは量産前の検証で想定以上の問題が見つかり、技術的な対策も見つかっていないと伝えられています。少数の人物が触れた個体の完成度が高くても、それが量産の歩留まりを保証するとは限らず、実機の高評価が発売時期の前倒しにつながるとは考えにくい状況です。

iPhone Ultraは発表会では価格を示さず、大まかな発売時期だけを伝える見通しで、限られた供給はまず米国に振り向けられると伝えられています。日本が先行国に入るかは分かっておらず、遅れる場合は発売まで最大2〜3か月かかる見込みです。そのため、今秋の買い替えを考えているなら選択肢はiPhone 18 Pro/Pro Max側となり、iPhone Ultraを年内に手に入れるのは、発売時期や供給量の少なさから困難になると考えられています。

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