テスラが太陽光屋根タイル「ソーラールーフ」の販売を終了

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イーロン・マスク氏率いるテスラモーターズは2016年に、一般家庭の屋根タイルと全く見分けがつかない太陽光発電パネル「ソーラールーフ」などの太陽光発電関連商品を発表しました。しかし、エネルギー関連のニュースを発信するElectrekが関係者から入手した情報によると、テスラは採算が合わないことを理由に、ソーラールーフの販売を中止して太陽光パネルのみの供給にシフトすると第三者の設置業者に伝えているそうです。

Tesla discontinues its Solar Roof tiles, not economically viable | Electrek

https://electrek.co/2026/08/20/tesla-discontinues-solar-roof-panels-only/

テスラは2016年10月に、リチウムイオンバッテリーとインバーターを内蔵して一般家庭に必要な電力を供給できる「パワーウォール2」、一般家庭の屋根タイルと全く見分けがつかない太陽光発電パネル「ソーラールーフ」、企業や電力会社向けリチウムイオンバッテリー蓄電装置「パワーパック2」を発表しました。発電はできても貯めることが難しかった電力の問題を解消し、サスティナブル(再生可能)な太陽光エネルギーを家庭単位で安定的に実用化することが見込まれており、一般的な家庭でも30年間でプラスの利益が出ると概算されていました。

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しかし、テスラの太陽光発電プロジェクトに近い2人の情報筋がElectrekに伝えたところによると、テスラは認定を受けた第三者設置業者ネットワークに対し、「ソーラールーフの注文受付を終了し、今後は従来型のソーラーパネルのみを供給する」と通知したそうです。 さらに情報筋の1人は、「テスラ社内では、ソーラールーフが採算に合わないという結論が出ている」と明かしています。ソーラールーフは従来の屋根とソーラーパネルを合わせた費用よりも安価であることがアピールされていましたが、設置費用が当初の見積もりをはるかに上回ったことで、2021年には最大で倍近くまで契約価格が引き上げられました。

実際に、長年使用されたテスラのソーラールーフのページ「tesla.com/solarroof」にアクセスすると、記事作成時点でソーラーパネルのページ「tesla.com/solarpanels」にリダイレクトされ、ソーラーパネル・パワーウォール・パワーパックのみが表示されます。Electrekによると、この変更は2026年8月20日に行われたとのこと。

ソーラールーフが発表されてから数週間後、マスク氏が筆頭株主兼会長を務め、マスク氏のいとこらが経営していた太陽光発電設備会社の「SolarCity」がテスラに買収されました。Electrekは「ソーラールーフは単なる製品ではなく、多額の負債を抱えた会社を株主に売り込むために作られた製品だったのです」と指摘しています。 Electrekは「これは残念なニュースです。ソーラールーフが発売された時は、屋根に発電機能を備えた上でソーラーパネルの見た目を避けることができるというコンセプトに本当にワクワクしていました。しかし、他のいくつかのテスラ製品と同様に、テスラは時期尚早に、完成度の低い製品を販売してしまいました。その構想は、製品が実際に実現できる何年も前に発表され、価格は大きく変動し、初期の約束を信じて契約した顧客は痛い目に遭いました。根本的な問題は、経済的に採算が合わなかったことです。製造の複雑さ、設置作業の手間、タイルによる遮光の限界などから、ソーラールーフは購入者が価格にそれほど敏感でない、非常に高価な住宅でしか採算が合わない結果となりました」との見解を述べています。

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