MS、ウィンドウズ11のAI機能強化 コパイロット性能向上
米マイクロソフト(MS)は16日、基本ソフト「ウィンドウズ11」を対象とした人工知能(AI)の機能更新を発表した。写真は2024年3月、仏パリで撮影(2025年 ロイター/Gonzalo Fuentes)
[16日 ロイター] - 米マイクロソフト(MS)(MSFT.O), opens new tabは16日、基本ソフト「ウィンドウズ11」を対象とした人工知能(AI)の機能更新を発表した。AIアシスタント「コパイロット」で作業の自動化やデバイス間の連携を容易にし、利用者への利便性を高める狙い。
新機能を導入したパソコンでは、呼びかけに応じてAIアシスタントが起動し、音声で作業を指示できる。画面の内容を解析して関連質問に回答できる「コパイロット・ビジョン」の提供も拡大し、AIを活用した機能開発を急ピッチで進めているアルファベット(GOOGL.O), opens new tab傘下のグーグルやメタ・プラットフォームズ(META.O), opens new tabなどの競合他社に対抗する。
今回の更新には試行的な「コパイロット・アクション」モードも含まれる。AIアシスタントによるレストラン予約や食料品の注文などが可能となる。5月にウェブブラウザー向けに発表した類似の機能を拡張した機能で、当面は限定的な運用となる。
マイクロソフトの消費者部門最高マーケティング責任者、ユスフ・メディ氏は「次の進化に向けた始点に立っている」と述べ、AIが日常生活でより広く活用されていくとの見方を示した。
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