【日本ハム】浅間大基 ともにくすぶっていた同級生のケガ、支えてくれた2軍コーチ…/一問一答
<日本ハム12-5西武>◇15日◇エスコンフィールド
日本ハムが逆転勝ちで3連勝を飾った。右ハムストリングス筋損傷で、この日1軍登録を抹消された今川優馬外野手(28)に代わって昇格した浅間大基外野手(29)も、2号3ランを放つなど2安打3打点で勝利に貢献した。
負傷離脱した同学年今川、2軍で世話になった横尾打撃コーチ、3年半前の本塁打を覚えてくれていた新庄監督への思いが詰まった一問一答は、以下の通り。
(お立ち台)
-おかえりなさい
「ただいまー」
-残り13試合で1軍の舞台に戻った。どんな思いで
「昨日言われて、ちょっと寝不足気味なんですけど急いで北上してきたので。いきおいそのままいったろうということで、何とか結果につながったのかと思います」
-1打席目で安打
「イメージしてたよりだいぶしょぼい当たりだったので、ホームランのような当たりをもっと打てるようになりたいと思います」
-ホームランは左打者で左翼スタンドに。感触は
「かなりよかったので、これは、もしかしたらいくんじゃないかという気持ちで走ってました」
-スタンドに届いた瞬間大歓声
「こんなにたくさんのファンの前でやるのもひさしぶりだったのでちょっと耳がおかしくなりそうでした」
-ホームランコメントは「執念」。その思いは
「同級生の(執念が決めセリフの今川)優馬がケガして入れ替わりであがってきた。鎌ケ谷で一緒に本当に暑い中がんばってやってたので。僕自身もくやしいというか。正直、先にあがってがんばってほしいという気持ちもあったので、それであの成績を残していたので。そこは僕は、頑張ってほしいという気持ちもあったので、それであの成績を残していたので。(今川の)執念を受け継いで優馬の分まで頑張ろうと思います」
-昨シーズンもクライマックスシリーズで大活躍
「ここからどんどんしびれる戦いになると思うので、熱い活躍を見せられるようにやっていきたいと思います」
(囲み取材)
-エスコンでのお立ち台は
「鎌ケ谷では聞けない歓声なんで、すごくうれしかったです」
-今川君からメッセージは
「ロッカーで会ったんで。『何してんだよ』って言ったんすけど。『頑張って』という感じで…(気持ち)受け取ったんで。ケガして離脱するしんどさは僕も結構、分かっているので。その気持ちは分かって。しっかり頑張りたいなと思いました」
-昇格してすぐに結果出して
「ファームでやっていたアプローチというか。それをホームランにつなげられたのはすごく良かったです」
-ファームでのアプローチとは
「打てるボールを強いスイングをしかけていく中で、しっかり捉えられるように。弱い当たりではなく強い当たりを、グラウンド、インプレーに飛ばせるように心がけて、ずっとやっていたので、結果になって良かったと思います」
-1打席目でヒット。後の打席にいい影響が出た
「そうですね。多少、やりやすくはなったかなと」
-逆方向に本塁打。パワーもついた
「パワーもそうですし、あそこにホームランを打てるような、打てるようにやっていたので。(八木コーチ入院で2軍から合流し臨時で指導している2軍打撃コーチの)横尾さんが、八木さんのこともあって、ベンチにいたので、横尾さんの前で打てたのもうれしい1本だったと思います」
-1試合1試合落とせない状況で活躍
「もうあんまり結果どうこうっていうよりも、しっかりこうやってきたアプローチを打席で出せば結果につながってくるという考えで今やってるので、結果打たなきゃとかではなくて。はい。その準備からアプローチっていうところをしっかり出せるように、そこを集中してやっていきたいなと思います」
-新庄監督から1軍に上がってくる際に一言は
「DMだけ。スタメンを告げられました」
-昨日の夜
「夜です。はい」
-実際羽田は何時に出発
「(午後)8時半が遅延して9時ぐらいです。札幌の寮に着いたのは(深夜の)12時前ぐらいでした」
-そこからデーゲーム
「そうですね、(睡眠時間が)ちょっと足りないですね(笑い)」
-試合に出られないもどかしさとかは
「そうっすね。でも自分は今ファームの試合でやるしかなかったので、また次の日の対戦するピッチャーの動画見たりしてたんで。本当にとにかく自分のこと、自分にフォーカスをあてて。はい、取り組みました」
-さっき横尾コーチの前で打てて良かったという話がありましたが、鎌ケ谷ではずっと指導を
「そうっすね。基本的に横尾さんとバッティングの話をしながら、データを見ながらやってて。その方向性というか、そういうのをしっかりと話し合った中で出していって。すごいお世話になったんで。今ももちろんなってるんですけど、ほんとに横尾さんの前で打てて良かったです」
-チームも好調。ソフトバンクの方もなかなか負けずにヒリヒリするような状況は続いています
「もう1つ1つじゃないですかね。1勝1勝、1試合1試合、積み重ねていった先にだと思うので、そこはしっかり、なんて言うんですか、目の前のところに集中してやっていきたいなと思います」
-監督はコメントで、初勝利の日に浅間君が与座投手から本塁打を打ったことを覚えているから、と
「覚えてます。監督が覚えてくれてうれしいっす」