エヌビディアCEO、TSMC訪問 中国向け新型半導体で米政府と協議中
地元メディアが中継した映像によると、フアン氏は空港で報道陣に「ここに来た主な目的はTSMCを訪問することだ」とし、滞在時間は数時間で、TSMCの幹部と夕食を共にした後に台湾を離れる予定だと語った。
また、TSMCからスピーチを依頼されたとも語った。TSMCからは今のところコメントを得られていない。
B30Aについて質問されたフアン氏は、H20の後継品を中国に提供することについて米政府と協議しているが、決定は同社が下すものではないと発言。「もちろん米政府次第であり、当社は政府と協議しているが、どうなるかはまだ分からない」と述べた。
中国当局は先週、H20の購入を巡って国内企業を呼び出し、情報リスクへの懸念を伝えたが、フアン氏は、H20の対中輸出は国家安全保障上の懸念ではなく、H20を中国に輸出できることは「非常にありがたい」と述べた。
エヌビディアがサプライヤーに生産停止を要請したかどうか尋ねられたフアン氏は、かなりの数のH20を準備しており、現在は中国の顧客からの購入注文を待っているところだと答えた。
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Ben joined Reuters as a company news reporter in Shanghai in 2003 before moving to Beijing in 2005 to cover Chinese politics and diplomacy. In 2019 Ben was appointed the Taiwan bureau chief covering everything from elections and entertainment to semiconductors.