ジークアクス6話を見た翌日の、ガノタおじさん達と初見の若者の温度差がヤバかった

今日は5月14日、水曜日。このところ、水曜日はずっと寝不足の週が続いている。原因はアニメ『機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ガンダム ジークアクス)』だ。

私の職場(当サイトとは無関係)には私を含めたTwitter(X)を10年もやれるタイプのオタクのおっさんたちと、なんとなく見てる今どきらしい若者と、SNSはインスタ、BeReal、Tiktokという “あっち側” の若者がいる。

そしてジークアクスは米津玄師効果もあってか、その全員が見ているという中々に特異な作品なのだが、6話の翌日である今日の、我々の間に生じている温度差が凄まじいことになっている。

・温度差

TVを持たぬ私はアマプラで見ているので視聴が午前1時からになるのだが、翌日に持ち越せばSNSでネタバレを食らうので見るしかない……というのは方便で、そも翌日まで待てないので見るしかない。

え、Twitterなり視聴を我慢しろ? 何かを手に入れるために何かを諦めなきゃいけないなんて、そんなの理不尽じゃない?

まあぶっちゃけ、オタクおじさんたちはアニメに限らず新作ゲームの発売後などでも全員そういう感じで、往々にして寝不足になるため平常運転とも言える。

そして、特にそういう終わってるオタクおじさんとは違う、まともな大人の若者らも寝不足なのは……我々オタクおじさんたちがガンダムの話しかせず、それに影響されたからなのだが。

そういうわけで、6話を見たガンダム全作品を履修済みの我々オタクおじさん達は、バスク・オムとサイコガンダムの登場に震えていたのである。

「サイコガンダムか……」 「ちょうど85年7月だろ?」 「くぎゅ(マチュママのCV 釘宮理恵さんのこと)が宇宙空間に放出されるかもしれんな」

「今日出た良い大人たちは全員死ぬのではないか?」

みたいな具合に。最悪の未来が到来しそうなプレッシャーを感じざるを得ない展開を前に、ヒソヒソと話し込んでいた我々おじさんたち。

そこにやってきた若者勢。彼らのうち1人はユニコーンガンダムを少し知ってそうな感じだが、パチスロの可能性を否定できず、他はジークアクスが初ガンダムだ。

つまり初代はもちろん、「Zガンダム」についても知らない。まだ20代で「ガンダムSEED」の頃は精々がアンパンマンとかを見ていたような年齢ゆえ、デストロイガンダムすら見たことがなく、サイコガンダムが如何なるものかは当然知らない。もちろんホンコン・シティのことも。

若者「餃子作るニャアンちゃん可愛かったですねー」 おじさん「せやね(それはそう)」 若者「運び屋のおじさん、娘想いで良い人そう」 おじさん「そうね(来週いなくなるかもしれないけどな)」 若者「ドゥ―ちゃん可愛い」 おじさん「せやね(たぶんだいぶ重いキャラだけどな)」 若者「来週はまたマチュ活躍しそうですね」 おじさん「そうね(初めて人を殺して闇堕ちするかもしれねぇけどな)」 若者「なんか今日は反応微妙じゃないですか?」 おじさん「そんなこと無いよ?」

どうやら若者勢にとって、バスク・オムは特に気になるポイントでは無かったようだ。恐らく、ぽっと出の敵モブおじさんだとでも思っているのだろう

少しシリアスめな展開に入りつつあることは察しているようだが、今そこにある危機のヤバさについては、やはり把握していないもよう。

彼らの目線だとマチュとニャアン仲直りが目下の最もシリアスな問題であり、新しい敵は、出てきてもどうせマチュが勝つだろうと特に気にしていないようす。

まあ、どうせ勝つのはどうせ勝つのだろうが、はたして家族やコロニーは無事で済むかな……?

おじさん達は野暮なネタバレや解説などしないので、バスク・オムがどういう奴なのかや、サイコガンダムがやってきた街がどうなるものなのかということについては伏しておいた。来週の彼らの様子が楽しみでならない。

参考リンク:機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)公式サイト 執筆:江川資具 Photo:RocketNews24.

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