危険すぎる。9キロのネックレスをしていた男性が、MRIに吸い込まれて死亡
Image: Shutterstock
9kgのネックレスって何?
アメリカにて、ある男性がMRI装置に吸い込まれて死亡するという痛々しい事故が起きてしまいました。
原因はゴツすぎるチェーンネックレス
亡くなったのは、ニューヨーク州ウェストベリー在住の61歳の男性。妻のMRI検査のために、一緒にロングアイランドのウェストベリーにあるMRI検査施設「ナッソー・オープンMRI」に来院しており、別の人の検査中に誤って検査室に入ってしまったと見られています。
Video: FOX 5 New York / YouTubeナッソー郡警察の発表によると、7月17日の事故当日、男性はトレーニング用として9kgものチェーンネックレスを首に着けており、そのネックレスが装置に引っ張られたと報じています。
その後、男性は重体となって病院へ搬送されましたが、残念ながら翌日に死亡が確認されました。
MRI検査に金属はダメ、ゼッタイ
MRIは非常に強力な磁石を用いて検査を行なうため、検査室内に金属を持ち込むことは禁物です。
その威力は並大抵のものではなく、中には戦車さえ持ち上げられる装置もあります。そのためMRI検査を受ける人は、身体に装着している金属や体内に埋め込まれている可能性のある金属について、繰り返し質問されます。
MRI事故は過去にも起こっており、最近では装着していたアナルプラグがシリコン製だと思い申告しなかった女性が重症を負う事故がありました。
2023年には、MRI検査中に銃器を所持していることを告げなかったために、自分の銃でおしりを撃たれた女性もいました。また、検査室に持ち込まれてしまった金属ボンベがMRIの磁石に引きつけられ、6歳の男児に直撃して亡くなるという痛ましい事故も起きています。