アストロスケールの英国子会社が英国の宇宙領域把握ミッションを受注(sorae 宇宙へのポータルサイト)
日本企業の株式会社アストロスケールは2025年6月16日、イギリスの子会社Astroscale Ltdが、イギリス国防省のDstl=国防科学技術研究所の契約を受注したと発表しました。 今日の宇宙画像
今回発表されたのは、Dstlの宇宙領域把握(SDA)ミッション「Orpheus」に関する契約です。 このミッションは地球低軌道にほぼ同一の超小型衛星(CubeSat)を2機投入して、宇宙天気が電離層に対して及ぼす影響の測定や、画像の取得などを行うもので、2027年の打ち上げを予定。衛星の設計と製造は、サブコントラクターとなるイギリス企業のOpen Cosmosが担当します。 2021年打ち上げの「ELSA-d」や2024年打ち上げの「ADRAS-J」といったミッションで、アストロスケールは軌道上での運用実績を積んでおり、Orpheusでもその経験が活かされるということです。 これまでにもアストロスケールは、宇宙領域把握などの軌道上での技術実証を目的とした静止小型実証衛星の試作を防衛省から受注しています。 また、アメリカの子会社Astroscale U.S.がDoD=アメリカ国防総省の人工衛星に対する推進剤補給ミッションを行う予定となっており、国内外の安全保障分野で相次いで契約を獲得しています。 参考文献・出典 アストロスケール - アストロスケール英国、宇宙状況把握の能力を強化する515万ポンドの防衛契約を獲得 GOV.UK - Dstl announces Orpheus satellite mission contract
sorae編集部
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