米リッチモンド連銀総裁、利下げの緊急性なし-経済指標は非常に堅調

Jonnelle Marte

  • 霧の中を運転するように、ゆっくり進むのが妥当-バーキン総裁
  • 7月利下げの可能性言及せず、次期議長が誰であれ最善の判断を期待

米リッチモンド連銀のバーキン総裁は2日、米経済が引き続き堅調だとして、現時点で政策金利を引き下げる緊急性はないとの認識を示した。

  バーキン総裁はFOXビジネスとのインタビューで、「経済指標は非常に堅調だ」と述べ、「経済が悪い方向に進んでいるという切迫感はない」と強調した。

  また、「経済環境全体に切迫感がない限り、霧の中を運転するように、ゆっくり進むのが妥当だ」とも語った。

  企業は財政政策と経済に関する霧が晴れるのを待つ間、「様子見」していると指摘。「削減はしていないが、投資もしていない。つまり雇用も解雇も低水準にとどまっている」と述べた。

  7月29、30両日に開催される次回の連邦公開市場委員会(FOMC)会合での利下げ確率を問われると、「多くの情報が入ってくるため、次回会合について私は決して予測しようとはしない」と話した。

  また、連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長が政治的圧力から利下げに踏み切る可能性についての質問には、「議長が誰であれ、経済のために最善の判断を下すことを期待している」と答えた。

原題:Fed’s Barkin Says No Urgency to Cut, Economic Data Very Solid(抜粋)

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