Apple Watch Ultra 3もiPhone 17といっしょに発表か、期待される新機能
新しいApple Watch Ultraが登場間近のようだ。iPhone 17シリーズと同時に、日本時間9月10日午前2時に発表される見込みである。本記事では、アップルのより大型でスポーティーなスマートウォッチの第3世代に期待される内容を解説しよう。 ■Apple Watch Ultra 3がついに登場 2024年9月、多くの人がApple Watch Series 10と同時にApple Watch Ultra 3が発表されると予想していた。ところが、実際に登場したのは新色を加えたApple Watch Ultra 2だった。その結果、より高価なUltra 2よりもSeries 10の方が新しく高性能なプロセッサを搭載するという、少々まぎらわしい状況となった。 今回は、デザインやディスプレイに改良が加えられ、新チップも搭載した、まったく新しいUltra 3が登場する見込みだ。 ■新プロセッサ 新しいチップの名称は、ほぼ間違いなく「S11」になるだろう。報道によれば、その性能は昨年9月にSeries 10に搭載されたS10と同程度になる可能性があるという。物足りなく聞こえるかもしれないが、アップルはこれまで必要水準に達していないチップをリリースしたことがない点は留意すべきだ。さらに、新しいチップは小型化される可能性があり、その場合は他の部品のためのスペースがより多く確保されることになる。 ■ディスプレイ iOS 26のベータ版には、ディスプレイが各方向に約12ピクセル拡大することを示唆するコードが含まれており、これが実現すればApple Watch史上最大のディスプレイとなる。これはケースサイズの変更ではなく、ベゼル(縁)の薄型化によって達成される可能性が高い。また、Apple Watch Series 10で採用された優れたスクリーン技術も取り入れられる見込みで、これによりリフレクション文字盤は、待機中でも毎秒更新できるようになる。 ■血圧モニタリング 他社にはこの「血圧モニタリング」機能が搭載を搭載したのスマートウォッチがあるが、アップルにはまだ存在していない。「血圧モニタリング」機能は、今年確実に実装されるとは言い切れず、もし実現するのであればSeries 11にも搭載されるはずだ。考えられるのは、ユーザーが血圧を直接測定する機能ではなく、バックグラウンドで常時モニタリングし、高血圧の兆候があれば通知する仕組みで、現在の心拍数モニタリング機能に近いものだ。 ■接続性 Ultra 3は初の5G対応Apple Watchになる可能性があり、衛星通信に対応するかもしれない。これはグーグルがPixel Watch 4で発表したばかりの機能だが、アップルの新モデルの方がグーグルのものより先に発売される可能性もある。 9月10日の基調講演で明らかになることはさらに多いだろうが、いずれも興味深いものとなるだろう。
David Phelan