NY市場サマリー(7日)ドル一時151.93円、株下落・利回り低下
<為替> 日本の財政見通しを巡る懸念から、円が対ドルで7カ月超ぶりの安値を付けた。ユーロもフランスの政治的不確実性を背景に下落した。
ドル/円は1%高の151.86円。一時、2月19日以来の高値となる151.93円を付けた。
ユーロは0.43%安の1.1659ドル。フランスでのルコルニュ内閣総辞職を受け、ユーロの地合いは不安定な状態が続いている。
NY外為市場:
<債券> 米連邦準備理事会(FRB)が今月の会合で追加利下げを決定するとの観測が続く中、国債利回りが低下した。財務省が実施した3年債入札に堅調な需要が見られ、国債に対する需要の改善が示されたことも利回り低下につながった。
終盤の取引で10年債利回りは3.1bp低下の4.131%。30年債利回りは2.9bp低下の4.729%。2年債利回りは2.3bp低下の3.574%。
2年債と10年債の利回り格差は55.5bp。
米金融・債券市場:
米国株式市場:
<金先物> 米政府機関の一部閉鎖や連邦準備制度理事会(FRB)による追加利下げ観測を背景に買われ、3営業日続伸した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比28.10ドル(0.71%)高の1オンス=4004.40ドル。中心限月清算値ベースで初めて4000ドル台を突破したほか、3営業日連続で最高値を更新した。
NY貴金属:
<米原油先物> 3営業日続伸。有力産油国の増産方針を好感した買いの流れが一巡し、売り買いが交錯した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は、前日比0.04ドル(0.06%)高の1バレル=61.73ドル。12月物は0.02ドル安の61.32ドルだった。
NYMEXエネルギー:
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