NY市場サマリー(10日)ドル下落、S&P・ナスダック反落 利回り低下
<為替> ドルが主要通貨に対して下落した。米国経済の成長鈍化を示すデータを受けた。円は高値圏で推移した。 ドル指数は0.15%安の96.805。前日には1週間ぶりの安値となる96.609を付けていた。 米商務省が10日発表した2025年12月の小売売上高は予想外に伸び悩み、個人消費に減速の兆しがあることを示した。 日本円は、衆議院選挙で自民党が圧勝したことを受けて下落を止め、上昇基調をさらに続ける見通しとなった。この日は対ドルで1%高の154.285円となった。前日も0.85%高となっていた。 一方、 ユーロ/ドルは0.12%安の1.19075ドルとなった。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ/ドル相場がECBの政策経路に影響するとの懸念を否定したが、市場参加者は通貨動向を重要視し続けている。
NY外為市場:
<債券> 国債利回りが低下した。この日発表の一連の経済指標が景気減速の可能性を示唆したことを受け、連邦準備理事会(FRB)に利下げの余地が広がった。 商務省が発表した2025年12月の小売売上高(季節調整済み)は、前月比横ばいと、市場予想(0.4%増)を下回った。労働省が発表した25年第4・四半期の雇用コスト指数(ECI)は、伸びが前四半期から小幅鈍化し、2021年第2・四半期以来、4年半ぶりの低水準となった。 一連の指標を受け、市場ではFRBによる利下げ期待がわずかに高まった。それでも、CMEのフェドウオッチによると、利下げ確率が50%を超えるのは6月の連邦公開市場委員会(FOMC)になるとの見方が依然強い。 10年債利回りは4.147%と、5.1ベーシスポイント(bp)低下し、4日連続低下の見通しとなった。この4日間で同利回りは計13bp超低下し、同期間としては昨年10月中盤以来の低下幅となった。 30年債利回りは6.1bp低下の4.788%と、1日としては昨年10月10日以来の低下幅となる勢い。 2年債利回りは2.5bp低下の3.458%。 2年債と10年債の利回り格差は68.7bpとなった。 財務省がこの日実施した580億ドルの3年債入札は応札倍率2.62倍と、平均の2.68倍をわずかに下回ったものの、BMOキャピタル・マーケッツのアナリストらは堅調との見方を示した。財務省は11日に420億ドルの10年債、12日に250億ドルの30年債入札を実施する。 物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.488%、10年物が2.314%だった。 週内には主要経済指標の発表が相次いで予定されており、11日に米雇用統計、13日に米消費者物価指数(CPI)の発表が控える。
米金融・債券市場:
米国株式市場:
<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物相場は、 米雇用統計の発表を控え様子見ムードが広がる中、3営業日ぶりに反落した。中心限月4 月物の清算値(終値に相当)は、前日比48.40ドル(0.95%)安の1オンス=5 031.00ドル。
NY貴金属:
<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国とイランの動向が注視される中、持ち高調整の売りがやや優勢となり、3営業日ぶりに反落した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物は前日清算値(終値に相当)比0.40ドル(0.62%)安の1バレル=63.96ドル。4月物は0.41ドル安の 63.79ドルだった。
NYMEXエネルギー:
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