初回の先制点は「ぐちゃぐちゃでも1点が」 柳田悠岐が起爆剤に…「ものすごく盛り上がった」

徹底した独自取材、データ分析選手の本音や核心に迫る「鷹フル」

 ソフトバンクは24日、楽天戦(楽天モバイルパーク)に8-3で勝利した。先発のリバン・モイネロ投手が7回1失点、6奪三振の好投で12勝目をマーク。打線は、「1番・左翼」でスタメン出場した柳田悠岐外野手が初回に二塁打を放つと、近藤健介外野手も安打で続くなど、幸先よく2点を先制。川瀬晃内野手は、2回と4回に適時打を放つなど、3安打2打点の活躍で4連敗中の重い雰囲気を振り払った。これで優勝マジックは1つ減って「4」となった。この日取材対応した小久保裕紀監督が主なコメントは以下の通り。

⚫︎試合前

――チャンスで重圧を感じているような雰囲気も。 「チーム全体としてそう感じると雰囲気もそうなる。昨日までで終わりです。きょうです。きょう」

――岩井俊介投手が登録。 「みなさんご存知の通り、藤井(皓哉)がいない。抹消はしない方向です」

――腰の状態がよくない? 「そうです」

――藤井投手は仙台には来ているか。 「来ていないです」

――石塚綜一郎選手が抹消。2軍の優勝に貢献してほしい。 「そうですね。さっき話しましたけど、明日は休んでいいからと。2軍の“あれ”に向けて」

――これからは中継ぎ陣もどんどん注ぎ込んでいく? 「元々中継ぎ予定だった松本(晴)を投げさせたのできょう、明日は使えない。9連戦はそういうこともある。この時期に健康体はいない。個人もチームも満身創痍です」

――周東佑京選手について。 「守備走塁はいけそう。彼に関しては後半の代走のスペシャリストとしては十分戦力になるので」

――柳田悠岐選手の状態は。 「栗原もそうですけど優勝するのに必要な存在。出ながら状態を上げてほしい」

――今宮健太選手について。 「まだ聞いていない。ちょっと下方修正というか、ふくらはぎなので。自分で動けるってならない限り難しい」

近藤でも緊張…満塁で貴重な追加点

⚫︎試合後 ――初回にいい流れが。

「また満塁でどうなるかと思ったけど。なんでもいい、ぐちゃぐちゃでも1点が入れば」

――柳田悠岐選手の活躍。 「ベンチはものすごく盛り上がっていた。レフトフライを捕るだけでも盛り上がっていた」

――1番で起用した。 「1番にふさわしい人がいなくて、彼が1番相応しいということで。きょうのスタメンのメンバーだと柳田だったので」

――モイネロ投手が好投。 「きょうは体の状態が良さそうだったので安心していた。ここ2試合はイライラしていて、体がフレッシュなのが良かったですかね」

――近藤健介選手が満塁で適時打。 「タイムリーが出ていなかったので。満塁で健介がタイムリー打って、健介でも緊張していた。(チームが)満塁でも打てていなかったら健介でも緊張する。そんなもんです」

――優勝の最短は明後日に。 「とりあえず一つずつ。明後日のことは考えていない。明日です」

(飯田航平 / Kohei Iida)

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