米独首脳が電話会談、貿易紛争を迅速に解決する必要性で合意
5月8日、ドイツのメルツ新首相(写真)はロシアの侵攻を受けるウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、支援を継続する方針を表明した。ベルリンで同日撮影(2025年 ロイター/Liesa Johannssen)
[ベルリン 8日 ロイター] - メルツ独首相は8日、トランプ米大統領と電話会談を行い、貿易紛争を迅速に解決する必要性で合意した。独政府報道官が明らかにした。
両首脳の電話会談はメルツ氏が今週首相に就任して以降初めて。
報道官によると、トランプ氏はメルツ氏の首相就任を祝福。メルツ氏は、第二次世界大戦終結から80年が経過した現在も、ドイツにとって米国はかけがえのない友人でありパートナーであり続けているとトランプ氏に伝えたという。
両首脳はロシア・ウクライナ戦争の終結を目指して緊密に協力する必要性についても合意した。
メルツ氏は2月の総選挙で自身の保守派が勝利して以降、トランプ政権に対して批判的な姿勢を取ってきた。
輸出に大きく依存するドイツ経済に特に打撃を与えているトランプ氏の広範囲にわたる関税導入を批判し、欧州連合(EU)と米国間の完全な関税撤廃を求めている。
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Chief correspondent covering political and general news in Germany with experience in Argentina and in Cuba leading Reuters’ broader Caribbean coverage.