ダービーを制した決勝弾、FC東京FW長倉幹樹は勝利の余韻に浸りつつ…終了間際の“行為”を反省「よくないことをした」

自らの行為を反省するFW長倉幹樹

[9.15 J1第29節 FC東京 1-0 東京V 味スタ]

 鮮やかな決勝ゴールで“東京ダービー”を制した。FC東京FW長倉幹樹は後半15分に決勝弾。「どっちに転ぶかわからないゲームを持ってこれたのは大きい」と謙虚に喜んだ。

 東京ヴェルディとのダービーは一進一退の攻防が続いた。均衡が崩れたのは後半15分。GKキム・スンギュのGKキックからFWマルセロ・ヒアンが頭で逸らし、反応していた長倉が相手GKの飛び出しを見計らい、左足でループシュート。「ボールが来て、自分も走っている流れに身を任せてシュートした」。流れるような一連の攻撃を完結させた。  何よりも勝利を求めた。後半45分には、右サイドの深い位置でボールをキープすると、直前のプレーで倒れていたMF福田湧矢にボールを当てながらピッチ外に出し、CKを得た。怒った東京V側と乱闘騒ぎにまで発展した。  山本雄大主審からは反スポーツ的行為でイエローカードを出され、「サッカーじゃないよと言われました」(長倉)。乱闘直後には自ら福田に近寄って謝罪。試合後には「マイボールにしようという思いでやった。だけど、改めて振り返るとよくないことをした」と反省の弁を述べた。  それほど勝利を求めていた。長倉は「戦うというところは今日もっとも大事だった」と改めて強調。「ああいう戦い方はよくないけど」と前置きしながら、「戦う場面は見せれた」とダービーを総括した。 (取材・文 石川祐介)●2025シーズンJリーグ特集▶話題沸騰!『ヤーレンズの一生ボケても怒られないサッカーの話』好評配信中

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