「てゆーか! 求刑13年!! やばすぎでーす!!」頂き女子りりちゃん“懲役13年、罰金1200万円”求刑は重いのか「ホストを刺しちゃった女のコが羨ましい」と語った事情
第4回公判の「懲役13年、罰金1200万円」という求刑は、「あまりに重い」と世間を騒がせていた。 確かに、彼女が被害者男性たちの恋心を逆手に取り「結婚」や「同棲」を約束して、大金を騙し取ったのは事実だ。だが、被害者の身体に重傷を負わせた殺人未遂であっても刑期は10年以下であるケースは少なくない。私も、「懲役13年」は重いのではないかと感じた。 求刑をつきつけられた彼女は大丈夫だろうか。心身不安定になってはいないだろうか─渡邊被告が痩せた姿でうつむきながら肩を震わせていた法廷での姿を思い出し、おそらく大きなショックを受けたであろう彼女のことを私は案じていた。 そんな私の元に、渡邊被告から手紙が届いた。住所は春日井の留置施設から名古屋市内の拘置所に変更されており、いつの間にか移送されていたようだった。内容を読むと、そこには衝撃の内容が記されていた。 《てゆーか! 求刑13年!! やばすぎでーす!!(笑)思ってたのより全然重くて(9年10年と思ってた)ぎょーんって感じです。それほど、私がしてきたことはちょーぜつ悪なことだったのだなあと、実感しましたあ。(泣)わーん》 渡邊被告は独特の表現で求刑の重みについて綴りつつ、続けてこんなふうに書いていた。 《そーそ。はー生きるのやだーってなって夜うでをペンで傷つけまくってたら、審査くらっちゃいましたー。ペンとか、直子さんがくれた、蛍光ペンもごめんしゃーい(泣)没収されちゃいましたー。うー。明日、なんか懲罰審査会とかいうのが開催されるらしく、自傷容疑者として審議されるみたいです》 ショックのあまり自傷行為に及んだことを明かした渡邊被告に驚き、心配になった私は即、電報を送った。 《大丈夫ですか。怪我はひどいのですか。精神的には大丈夫ですか》《来週会いに行きます》 手紙が届いてから3日後の4月4日。渡邊被告に面会するべく名古屋拘置所へと足を運んだ。名古屋へ行くのは、第4回公判を傍聴した3月15日から半月ぶり。面会をするのは1月4日以来だった。 21号面会室に現れた渡邊被告は、公判の時とは別人のように明るい表情だった。 罪状の重さに加え、「自傷行為で、懲罰審査にかけられている」ことが手紙で明かされていたため、かなり心配していたのだが、ちょっとこちらが拍子向けしてしまうほどの笑顔だった。 求刑についてはやはりショックを受けていたようだが、「まあ、しょうがないですよね」という感じでもあった。だが唐突に、こう言うのだ。 「宇都宮さん……私、あの、ホストを刺しちゃった女のコが羨ましい」 「ホストを刺しちゃった女のコ」とは、2019年6月「好きで好きで仕方がなかったから」と、指名していたホスト・琉月さんを刺し、殺人未遂で捕まったA子のことだ。