FRB議長、本部改修費用を巡り監察を要請 政権の批判に対応か

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、トランプ米政権がFRBの運営方法を巡る批判を強める中、FRB本部ビルの改修費用に関する調査をFRBのマイケル・ホロウィッツ監察総監に要請した。6月撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、トランプ米政権がFRBの運営方法を巡る批判を強める中、FRB本部ビルの改修費用に関する調査をFRBのマイケル・ホロウィッツ監察総監に要請した。

米ニュースサイトのアクシオスが事情に詳しい情報筋の話として報じたところによると、ホロウィッツ氏への要請は週末に行われたという。

行政管理予算局(OMB)のボート局長は先週、パウエル氏に宛てた書簡をXに投稿し「あなたはFRBの財政を立て直そうとする代わりに、ワシントンD.C.の本部の派手な大改装にまい進している」と厳しく批判した。

ただ、OMBはFRBを監督する権限を持っておらず、FRBは議会の歳出承認プロセスとは別に、独自に運営資金を調達している。

トランプ米大統領は再三、金利を引き下げないパウエル氏を批判している。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab

Covers the U.S. Federal Reserve, monetary policy and the economy, a graduate of the University of Maryland and Johns Hopkins University with previous experience as a foreign correspondent, economics reporter and on the local staff of the Washington Post.

関連記事: