直接交渉の意向はウクライナが示すべき、ロシア報道官が指摘
ロシア大統領府のペスコフ報道官は28日、ウクライナから停戦に向けた直接交渉を行う意向があるというシグナルを待っているが、今のところその兆候はないと述べた。ウィットコフ米中東担当特使とプーチン大統領、25日の代表撮影(2025年 ロイター)
[モスクワ 28日 ロイター] - ロシア大統領府のペスコフ報道官は28日、ウクライナから停戦に向けた直接交渉を行う意向があるというシグナルを待っているが、今のところその兆候はないと述べた。
ロシア大統領府は25日、トランプ米大統領側近のウィットコフ中東担当特使とプーチン大統領の会談で、ウクライナとの直接交渉の可能性が浮上したと明らかにした。 もっと見る
ペスコフ報道官は、直接会談のシグナルはウクライナから出るべきか、それとも米国からか、との記者の質問に、「少なくともウクライナは何らかの行動を起こすべきだ。ウクライナは(直接交渉を)法的に禁止している。今のところ何の行動も見られない」と述べ、その間は「特別軍事作戦」を継続することになるとした。
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は28日、ロシアの攻撃が続いていることは、和平を望むというロシア大統領府の声明と矛盾すると述べた。
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