マルセイユに逆転勝利のレアル…シャビ・アロンソ「失点につながったギュレルのミス?私は彼に投資すると言っただろう。ミスも大切な経験だ」
【欧州・海外サッカー ニュース】レアル・マドリード指揮官シャビ・アロンソ、マルセイユ戦後会見。
16日のチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第1節、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのマルセイユ戦に2-1で勝利した。試合後会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、苦戦の末に手にした勝利に価値を見出している。
前半の序盤に攻勢を見せたマドリーだったが、22分にMFアルダ・ギュレルのボールロストをきっかけにFWティモシー・ウェアの先制点を許した。それでもFWロドリゴがPKを奪取し、FWキリアン・エンバペのゴールで追いついて前半を終えたものの、後半にはDFダニ・カルバハルが言い争ったGKヘロニモ・ルジに頭突きをして一発退場に。数的不利の厳しい状況だったが、81分にはFWヴィニシウス・ジュニオールのハンド誘発で再びPKを獲得し、エンバペのこの日2点目で何とか逆転勝利を果たしている。
試合後会見に出席したシャビ・アロンソ監督は、数的不利の中でスコアをひっくり返したことへの満足感を表した。
「様々なことが起こった試合だったね。前半の30分間はとても素晴らしく、ファンタスティックだった。高いプレーリズムと良質なプレッシングで多くのチャンスを創出し、先制することだってできただろうが、逆に失点してしまった。その後、試合は均衡したものになっている」
「後半の私たちはチャンスこそ少なかったが相手を押し込んでいた。私たちはしっかりと試合に取り組めていた……カルバ(ハル)にレッドが出るまではね。その後に私たちは、ベルナベウを舞台としたチャンピオンズの一戦で示すべき精神を示した。2-1としたことで10人で守ることができ、とても重要な勝ち点3を獲得している。本当に大切な勝ち点3だよ」
カルバハルの退場については、「回避できた」との見解を示している。
「あの退場は回避できた。嘆かわしいことだし、あとで話し合わなければいけないテーマだ」
シャビ・アロンソ監督はこの試合で、低調なパフォーマンスが続くヴィニシウスを今季2回目のベンチスタートとし、ロドリゴを先発で起用した。
「私たちは非常にきつい時期を過ごしており、全員のことを必要としている。ヴィニもマスタントゥオノもロドリゴも、全員がチームにコミットしていなくてはいけないんだ。ヴィニと話をしたのか? それは練習場に残しておくべきことだ。とにかく、全員に出番があるということなんだよ」
「ベンチに座るからといって、非難されたと思ってもらっては困る。交代で投入される選手たちは、とても良い印象を与えているよ」
ギュレルのボールロストについては、同選手が成長過程にあり、そうしたミスが糧になることを強調している。
「クラブワールドカップで『アルダに投資しなくてはならない』と言ったが、その意味が今になって示されている。アルダはボールに触り過ぎで、だからミスが生じてしまった。何でもないことさ。ミスをする価値はあるし、彼は正しい道を歩んでいる。同じことを、マスタントゥオノにも言いたいね」
ベンチに座らず、テクニカルエリアで活発に指示を出すシャビ・アロンソ監督は、その理由も説明した。
「確かに活発だね。私はチームを助けたいんだ。話した通りのプレーができるようにね。私は一試合一試合を、最後の一戦と見立てて戦っている」
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