「ビザいらない」って“ChatGPT”が言ったから…飛行機を逃して涙する女性にSNSで冷ややか「自業自得ではないか」(海外)(BuzzFeed Japan)

8月13日、スペインのメリ・カルダスさんがTikTokに動画を投稿しました。彼女はAI(人工知能)ツールに頼りすぎていたため、思わぬ足止めを喰らってしまったのです。 メリさんは空港で泣きながら、「プエルトリコ行きの便に乗り遅れた」と訴えています。 必要な書類を準備していなかったため渡航できず、それはChatGPTのせいだと主張します。 ChatGPTは、会話形式で質問に答えたり、文章を作成したりできるAIツールです。

「ChatGPTに聞いたら“いらない”って言われた」と語るメリさん。 プエルトリコに行くのにビザ(入国許可証)が必要かどうかをChatGPTに尋ねていたとのこと。EU(ヨーロッパ連合)市民がプエルトリコに滞在する場合、90日以内ならビザは必要ありません。 ただし、入国資格を確認するESTA申請と呼ばれる事前の手続きが必要でした。これを怠ったため、メリさんは渡航できませんでした。

自分のミスに気づいたメリさんは、涙ながらにこう語りました。 「もっとちゃんと調べておけばよかった……もうAIは信用しない」 さらに、過去にChatGPTを侮辱したことがあると告白し、「これは“仕返し”なのかもしれない」と付け加えました。

この動画はTikTokだけでなく、海外の掲示板サイトRedditなどで拡散され、さまざまな意見が寄せられました。 ユーザー①「AIに頼りすぎるのは危険」 ユーザー②「ちゃんと調べないのは自業自得」 ユーザー③「ただでさえAIは信用できないのに、入国審査で頼るなんて……」 ユーザー④「なんで政府の公式サイトを見ない?」

多くの人に一致している意見は、「重要なことは自分でも調べるべき」という点です。 「メディアリテラシー(情報を正しく読み取り、信頼できる情報源を見極める力)の低下が原因では?」とする指摘もあり、「出典を確認せずAIに丸投げする人が増えている」と問題視する声もありました。

この記事は英語から翻訳・編集しました。翻訳:香川 晴彦

BuzzFeed Japan

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